マラヴィータ

MOVIE評価（５５点）

出演：ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ、ディアナ・アグロン、ジョン・ディレオ
監督：リュック・ベッソン
本編：111分
2013年（アメリカ・フランス）

　マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロのお馴染みコンビによるアクション・クライムコメディ。監督はリュック・ベッソンが務めている。

　「証人保護プログラム」を適用された（スパイのような）元マフィアの4人家族が、ひょんなことから現役のマフィアから命を狙われることになる。ここで怒濤の盛り上がりをみせれば斬新な面白い映画になっていたかもしれないが、その後はなぜかトーンダウンしてしまう。
　ヨーロッパコープが製作しているだけあって、ビジュアル的にはよく出来た映画だったが、肝心のストーリーが中途半端なので、可もなく不可もない映画になってしまったという感じだった。スタッフとキャストは一流だが、エンターテインメント映画としては二流の域を出ていない。

　キャストが魅力的なだけに、もう少しスパイ映画風の華麗なアクションシーンが拝めるかと期待したのだが、ちと残念だった。硬派なマフィアものでも、軟派なマフィアコメディでもなく、スカッとしたスパイもの（『スパイキッズ』のマフィア版のような映画）に徹して欲しかった（笑）。


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