クリミナル 2人の記憶を持つ男 [DVD評価]
MOVIE評価(65点)
出演:ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ガドット、ライアン・レイノルズ、マイケル・ピット、アリス・イヴ、アマウリー・ノラスコ、スコット・アドキンス
監督:アリエル・ヴロメン
本編:113分
2015年(イギリス・アメリカ)
【最近流行りの“記憶”もの】
新旧豪華スター共演のスパイ・アクション。監督は『THE ICEMAN 氷の処刑人』アリエル・ヴロメン。
とにかく本作はキャストが超豪華。脇役にまで有名スターを起用しているので、もしかすると、味方に黒幕がいるのでは?と疑りながら鑑賞(笑)。
一応、スパイ映画ながら、最近よく見かける“記憶”を扱ったSFアクションという趣きだった。少し前に観た『セルフレス』に似ている。『セルフレス』はベン・キングズレーの記憶を転送したライアン・レイノルズが主人公だったが、本作は逆にライアン・レイノルズの記憶をケヴィン・コスナーに移植したドラマだった。本作の場合、あえてライアン・レイノルズをキャスティングする必要もなかったような気がするのだが(笑)。
先程述べた通り、最近の流行りは“記憶”が人間の人格そのものという設定が多い。『セルフレス』然り、『アサシン・クリード』然り、『トランセンデンス』然り。しかし、記憶さえ転送すれば同一人物になるなら、人間はペッパー(ロボット)と同じということになってしまう(笑)。人生経験で得られた記憶だけで個人の人格が形成されるなら、人間には個性というものが無いということになってしまう。そう考えると、あまりにもバカバカしいトンデモSFなのだが、映画は面白くてナンボ、虚構であろうと妄想であろうとエンタメとして成立していればそれで良いということなのだろう(笑)。
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