ブレードランナー 2049 [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、マッケンジー・デイヴィス、シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、ジャレッド・レト、デイブ・バウティスタ、マッケンジー・デイビス、ショーン・ヤング
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
時間:163分
2017年(アメリカ)

【「サイバーパンク映画」から「サイバーダーク映画」へ】

 フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をハリソン・フォード主演で映画化し人気を博した『ブレードランナー』の35年ぶりの続編。
 

 前作は昔、テレビ放送で観た記憶があるが、評判ほど面白いとは思わなかったので、今作もそれほど期待せずに観てみた。監督がリドリー・スコットからドゥニ・ヴィルヌーヴに変わったので、ひょっとすると面白くなっているかも…という淡い期待を胸に…。

 で、結果の方はどうだったのか?と言うと、まあ前作よりは良くなったかな…という感じだった(笑)。

 ヒロインは『ノック・ノック』で性悪女を演じていたアナ・デ・アルマスだったので、本作での清純な役柄があまりにも対称的で、少し違和感を感じた(笑)。


 ニヒルで無機質的なライアン・ゴズリングは、アンドロイド役にはピッタリの俳優だが、感情移入するのが難しいタイプの俳優なので、本作も感情移入できなかった。この冷めた感じが良いという人もいるのかもしれないが、冗長な映画がさらに冗長になってしまう(笑)。
 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画は冗長で有名なので尚更だが、『メッセージ』で見せた不気味な重低音音楽も健在だった。白昼夢的な映像とこの音楽が妙にマッチしているせいか、評価する向きもあるようだ。しかし、近未来のサイバーパンク映画が、ドゥニ・ヴィルヌーヴの手にかかると哲学的なサイバーダークな映画になってしまう(笑)。


 総じて言えることは、ドゥニ・ヴィルヌーヴの映画は、評論家ウケするタイプの映画だと言える。言葉を駆使してあれこれと(長々と)長文を書きたがる評論家タイプの映画レビュアー(私ではありません)には、もってこいの映画なのだが、一般人の視点で観ると実は大したことない普通の映画、そんな感じですかね(ニヒルな笑)。

【公式サイト】ブレードランナー 2049

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