隣人13号 [DVD評価]

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MOVIE評価(40点)

出演:中村獅童、小栗 旬、新井浩文、吉村由美、石井智也、劇団ひとり、三池崇史
監督:井上靖雄
時間:115分
2004年(日本)

【社会派スリラー or 社会派ホラー?】

 井上三太の同名コミック『隣人13号』を実写映画化。
 

 もう10年以上も前の映画だが、暇つぶしに観てみた。まだ幼さが残る小栗 旬や、中村獅童の演技が印象的だった。

 小学校時代に赤井という陰湿な少年からいじめを受けた村崎十三少年は、いじめをきっかけに別人格(13号)を抱えるようになる。そして10年後、赤井の住むボロアパートに引っ越し、赤井の勤める建築会社に潜り込んで復讐を企てる…というストーリー。

 内容的には一応、リベンジものでもあるので興味深い作品だが、とにかく暗くて陰気なので、観ているこちらも悪影響を受けそうになる(苦笑)。二重人格を抱えた小栗 旬も陰気だし、中村獅童も完全な気○いという感じだった(笑)。

 赤井が勤める建築会社も、今時、こんなガラの悪い建築会社があるのだろうか?と思えた。こんなヤクザの事務所のような会社なら、普通は1日で辞めたくなると思う(笑)。

 全体的にあまりにも非現実的だな…と思って観ていたら、ラストのオチで「なるほどね…」と納得。そう、実は本作で描かれた世界は現実ではなかったのである。あのまま陰湿ないじめが続いていたら、こうなっていたかもしれないという村崎君の妄想が描かれた物語だった。(ネタバレ)

 まあ、どちらにしても後味の悪い作品だが、いじめというものが生み出す悪夢を描いているという意味では、いじめっこに対する戒めにもなるので、社会派ドラマだと言えるのかもしれない。いじめっこだった人が観ればホラー映画になるかも(笑)。

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