空飛ぶタイヤ [DVD評価]
MOVIE評価(70点)
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、深田恭子、高橋一生、寺脇康文、ムロツヨシ、阿部顕嵐、浅利陽介、小池栄子、谷村美月、柄本明、 佐々木蔵之介、津田寛治、木下ほうか、大倉孝二、矢島健一、升毅、笹野高史、岸部一徳
監督:本木克英
時間:120分
2018年(日本)
【クールさとドロ臭さ】
池井戸潤の同名ベストセラー小説『空飛ぶタイヤ』を実写映画化。
何年か前にWOWOW版の『空飛ぶタイヤ』を観てレビューしたことがあるので、映画版はどうなっているのかと興味を抱きレンタル。
今を時めく人気作家 池井戸潤作品の映画化だけあって、キャストは非常に豪華になっている。脇を固める俳優も今が旬のイケメン俳優が抜擢されている。タイヤが空を飛ぶシーンもドラマ版よりもリアルになっており、絵面的にはWOWOWドラマ版よりも良くなっている。しかしながら、『空飛ぶタイヤ』の最大の魅力は泥臭い中小運送屋の奮闘劇にあるので、ホープ自動車の面々はイケメンであっても、赤松運送の社長がイケメン過ぎるというのはちとイメージが少し違うかな…と(^_^;)。
確かに二枚目が苦悩する姿は絵になるのだが、このドラマに必要なのは、そういった絵よりも、ギリギリまで追い詰められた主人公が、土壇場で挽回するという爽やかな絵だ。そういう意味では、クールな映画版(長瀬智也)よりもドロ臭いドラマ版(仲村トオル)の方が様になっていたと思う。加えて言うなら、2時間の映画と5時間のドラマでは、イメージ的にもずいぶんと違うなあという印象を持った。ドラマ版は誰もが認める傑作だったが、映画版は一般向けの良作という感じだろうか。
【公式サイト】空飛ぶタイヤ
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