終わった人 [DVD評価]
MOVIE評価(65点)
出演:舘ひろし、黒木 瞳、臼田あさ美、広末涼子、今井 翼、ベンガル、温水洋一、清水ミチコ、高畑淳子、田口トモロヲ、笹野高史
監督:中田秀夫
時間:125分
2018年(日本)
【「定年は生前葬」】
内館牧子の同名小説『終わった人』を実写映画化。
定年になった男の哀愁を描いたコメディ映画だったが、舘ひろしが主人公を演じているせいか、ギャップ感があって意外にも退屈しない面白い作品だった。
「定年は生前葬」という台詞が印象的だったが、ふと、定年ってなんなんだろう?と考えさせられた。人生100年時代と言われる現代、60歳を定年と決めてしまうのは「?」が付いてしまう。定年などというものは、本来、自分自身で決めるものであって、誰かが勝手に決めるようなものでもない。人一倍働いたという人なら、50歳で定年にしても構わないし、仕事が好きで好きで仕方がないなら、100歳まで働いたって構わない。
「定年」という概念は、お上が作った代物であり、基本的にはお役人に適用されるべき制度だと思うのだが、多くの政治家は定年を過ぎても辞めようとしない(笑)。
しかし、民間企業のサラリーマンは、60歳になると半自動的に定年(生前葬)を余儀無くされる。これって矛盾(立場が逆転)していないだろうか?
【公式サイト】終わった人
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