特捜部Q(檻の中の女、キジ殺し、Pからのメッセージ) [DVD評価]
MOVIE評価(60点)
出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス
監督:ミケル・ノガール、ハンス・ペテル・モランド
本編:97分、119分、112分
2013年、2014年、2016年(デンマーク・ドイツ・スウェーデン・ノルウェー)
【少し癖のあるデンマーク製ミステリー】
デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの同名ベストセラー小説『特捜部Q』シリーズを実写映画化。
小説の『特捜部Q』シリーズは現在までに6タイトル出版されているが、映画は3作目まで製作されている。1つずつ3回に分けてレビューしようかなと思ったものの、作品の内容のようにクドくなってしまいそうなので、まとめて3作のレビューを書くことにした(笑)。
本シリーズは『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』を手掛けたスタッフが再結集して製作した映画ということもあり、話題になった作品だ。
「北欧ミステリー」という言葉もある通り、北欧産のミステリーは、その独特の雰囲気が玄人ウケするドラマでもあるので、本シリーズは日本でも玄人の間では高く評価されている。
私は玄人ではないので、素直な感想を書いてみたいと思うが、正直なところ、ベタボメする程の映画ではないかな…と思った(笑)。1作目も2作目も終盤にかけて少し盛り上がる程度で、序盤と中盤は北欧映画らしく少し冗長な展開、疲れていたせいもあるのか眠くなってしまった。
3作目はメジャー化したせいもあるのか日本語吹替も用意され、盛り上がりも早くなり少しエンタメ度もアップしたという感じだった。監督が変わった影響かもしれないが。
点数を付ければ、1が60点、2が55点、3が65点というところだろうか。
疲れた感じの主人公がウリのドラマでもあるので、主役の2人も、普通のドラマの主役とは一線を画している。2作目から特捜部の助手として採用された女性も普通のオバちゃんで、これまた普通のドラマとは一線を画している。普通、2人の硬派な主人公に対しては、若くて魅力的で好奇心旺盛な女性をあてがうのがエンタメドラマのセオリーだが、この辺も徹底しており、『デアデビル』のようにはいかない(笑)。
まあそれでもデンマーク版『相棒』という感じでは観れるミステリードラマではあるので、興味を抱いた方は試しに観てみてください。
基本的に『TSUTAYA先行レンタル』作品ですが、現在、1作目だけはゲオでもレンタルできます。
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