24:レガシー [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:コーリー・ホーキンズ、ミランダ・オットー、アナ・ジョップ、ジミー・スミッツ、テディ・シアーズ、ダン・ブカティンスキー、コーラル・ペーニャ、アシュリー・トーマス、ダン・ブカティンスキー、ラファエル・アクローク、ジェームス・モージズ・ブラック、オデッド・フェール、カルロス・バーナード
製作:ハワード・ゴードン、ブライアン・グレイザー、ジョン・カサー、キーファー・サザーランド
本編:528分
2017年(アメリカ)

【『24』は終わらない】

 『24』のスピンオフドラマ。主役はコーリー・ホーキンズ。キーファー・サザーランドは製作に回っている。



 CTU等の設定等は生かしたまま新たなキャストを迎えて製作された、まさにレガシー(遺産)を引き継いだ作品。トニー・アルメイダのみ、前シリーズから続投している。

 『24』と言えば、キーファー・サザーランドのライフワークとも言える作品だったので、そのキーファーが抜けたのはイタイ。日本に限れば、ジャック役の小山力也氏が抜けたのはもっとイタイ(笑)。全く別のドラマとして観れば、それなりによくできたドラマなのだが、一度、出来上がったイメージというのは恐ろしい(笑)。
 CTUに同性愛(男)の概念を持ち込むのもどうか?と思えたが、キャスト陣が総じてレベルダウンした中、スーザン役のミランダ・オットーだけが異彩を放っていた。

 さすがに主役の交替が裏目に出たのか、レガシーシリーズはシーズン1で打ち切りになった模様。しかし『24』シリーズは継続されるらしい(笑)。

 少々、批判的なレビューになってしまった(笑)。しかし、世間に出回っている汎百の観て損をするようなクソドラマとは違いますので、誤解のないように(笑)。

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スパイダーマン:ホームカミング [映画評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、ローラ・ハリアー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr
監督:ジョン・ワッツ
本編:133分
2017年(アメリカ)

【ハイテク化した『スパイダーマン』】

 『スパイダーマン』シリーズの実写映画化第6弾であり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の16作目となる作品。

  

 『スパイダーマン』と言えば「恋愛」が1つのテーマだが、本作も例に漏れず主人公の「恋」が描かれている。しかし、アベンジャーズシリーズになったこともあり、そういった叙情的な味付けは薄まり、エンタメに徹しているという感じを受けた。若きスパイダーマンの成長物語であることに変わりはないが、アベンジャーズの一員としてのサクセスストーリーという趣きの方が強くなっている。

 ハイテクな蝙蝠男(バットマン)を演じたマイケル・キートンが良い味を出していたものの、生身の人間なので、クライマックスは少々物足りないと言うか、呆気ない感じだった。せめて、ラストシーンはスパイダーマンらしく、ビルの谷間を疾走するシーンで閉じて欲しかった。あと、映画館の横の席でクスクス笑っていたゲラなオタク風のオッサンがウザかった(笑)。

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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 [DVD評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:マリオ・カサス、アナ・ワヘネル、ホセ・コロナド、バルバラ・レニー、フランセスク・オレーリャ
監督:オリオル・パウロ
本編:106分
2016年(スペイン)

【『ソウ』レベルのシチュエーション・スリラー】

 スペイン製のサスペンス・スリラー。監督は『ロスト・ボディ』のオリオル・パウロ。

 法的に証明不可能とされる「悪魔の証明」を題材にした異色のミステリー映画であり、一見すると、非常に退屈そうなイメージがする映画だが、実際に観てみると、物語に引き込まれてしまった。さすがはオリオル・パウロ監督の作品だけのことはある。あの傑作『ロスト・ボディ』をアッサリと超えてきた。この衝撃は『ソウ』に近いものがある。

  

 主役のマリオ・カサスはライアン・レイノルズとイチローを足して2で割ったような風貌で、善人も悪人も演じられそうで、なかなか好印象。日本語吹替版が無いのは残念だが、非常に丁寧かつ緻密に作られているので、満足度の高い作品に仕上がっている。

 シチュエーション・スリラーファンは必見の作品なので必ず観るべし(笑)。

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ナイスガイズ! [DVD評価]

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MOVIE評価(40点)

出演:ライアン・ゴズリング、ラッセル・クロウ、アンガーリー・ライス、マット・ボマー、マーガレット・クアリー、キース・デヴィッド、キム・ベイシンガー
監督:シェーン・ブラック
本編:116分
2016年(アメリカ)

【ライアン・ゴズリングが浮いてしまった映画】

 『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング主演のアクション・コメディ。



 今を時めくライアン・ゴズリングと小太り親父になったラッセル・クロウのバディムービーとくれば、否が応にも盛り上がるが、世間の評価とは裏腹に実に退屈な映画だった。キャストのネームやイメージだけで評価が上がるというのも考えものなので、当ブログでは妥協せずに正直に感想を書きたいと思う。

 まず、言えることは、ライアン・ゴズリングはコメディに向かない。これまで硬派な役柄が多かった彼が、いきなりボケ役を演じるのは無理がある。これなら、ラッセル・クロウをボケ役にした方が良かったかもしれない。
 クールなキャラクターがボケ役を演じて、そのギャップで笑えるということは有り得るが、ライアン・ゴズリングの場合は、そういうタイプでもない。あまりにも白々しいというか、魂が入っていないというか、監督の笑いのセンスも悪く、一昔前のお寒い系のアメリカンジョークを観ているようで、実に寒い(笑)。

 本作の場合、コメディ路線ではなく、ハードで硬派なスパイアクションにした方が断然良かったのではないかと思う。マット・ボマーを主役にして、相棒をライアン・ゴズリングにすれば、まるで『コードネーム U.N.C.L.E.』になってしまうが、それでよかったと思う。もちろん、ラッセル・クロウは殺し屋役で、キム・ベイシンガーが頭の切れるラスボスというキャスティング(笑)。



 一言で言えば、「ミス・キャスティングな映画」、これに尽きる。

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ウィズイン/恐怖が潜む家 [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:エリン・モリアーティ、マイケル・ヴァルタン、ナディーン・ベラスケス
監督:フィル・クレイドン
本編:88分
2016年(アメリカ)

【デジャブ感のあるサスペンス・ホラー】

 『ブラッド・ファーザー』のヒロイン、エリン・モリアーティ主演のサスペンス・ホラー。



 『エイリアス』のマイケル・ヴァルタンが出演していたのでレンタルしてみたが、元々、痩せ男だったマイケル・ヴァルタンが更にスリムになっていて少し驚いた。ここまで痩せると格好いいと言うより、貧相に見えてしまうが、そこが良いという女性もいるんでしょうね(笑)。


 本作は、デビューしたばかりの美少女を主役にした登竜門的ホラー映画だ。“引っ越してきた家に問題があった”というシチュエーションからはケイト・ベッキンセイル主演の『フォービドゥン/呪縛館』に雰囲気が似ている。欧米の広い家だからこそ可能なストーリーであり、日本のようなウサギ小屋のような家では、こんな映画は成り立たない(笑)。



 クライマックスに、「えーっ!」と驚く展開が待っているが、確か何年か前に同じようなオチのホラー映画を観た記憶がある。ネタバレになるので書かないが…と言うより、題名を忘れてしまったので書こうにも書けない(笑)。

 ラストに捻りも用意されているので、スリラー映画としては結構、面白い作品かも…。

 なお、本作はゲオ先行レンタルです。

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パッセンジャー [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:クリス・プラット、ジェニファー・ローレンス、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア
監督:モルテン・ティルドゥム
本編:116分
2016年(アメリカ)

【新たなる宇宙映画の佳作】

 クリス・プラット&ジェニファー・ローレンス共演の宇宙を舞台にしたSFドラマ。監督は『ヘッドハンター』や『イミテーション・ゲーム』のモルテン・ティルドゥム。

  

 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット主演の宇宙ものとくれば観ないわけにはいかないが、実際に観てみると、主役はクリス・プラットというよりもジェニファー・ローレンスっぽい映画だった。キャストはトータルで5人程度しか出てこないので、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットの2人芝居という感じの映画になっているが、アンディ・ガルシアが出演している意味が解らなかった(笑)。

 

 広大な宇宙での孤独を描いた映画は数多いが、本作は『オデッセイ』や『ゼロ・グラビティ』や『月に囚われた男』と肩を並べる作品と言える。映像の美しさや雰囲気だけでなく、ストーリーも意外にしっかりしているので、どこかディズニー映画を思わせる。宇宙を舞台にした軽目のラブロマンスかと思いきや、ラストには余韻が残る人生讃歌を描いた作品だった。これなら、映画館で観ても良かったかも…。DVDレンタルなら充分に元が取れる作品なので、是非、新作でレンタルを(笑)。

    

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君の名は。 [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

声の出演:神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子
監督:新海 誠
本編:107分
2016年(日本)

【古くて新しい異次元恋愛物語】

 もはや説明不要(レビューも不要?)の国民的人気アニメ。公開当時、「映画館で観ようかな?」と思ったものの、ハズレると恐いので『シン・ゴジラ』同様、DVDで鑑賞(笑)。



 これまでの経験上、日本中で騒がれる映画は、「本当に面白い映画」と「全く面白くない映画」に二分されるのだが、本作はどうやら前者に該当する映画だったようだ。男が泣くような感動作ではなかったものの、スマホ全盛の現代を舞台に、古(いにしえ)の「縁」というものを描いた意欲作だった。

 夢の世界は時間という概念が無い世界でもあるので、過去と未来が交差しているとも言われている。現代の最先端物理学では、「パラレルワールド」というものも存在することが判ってきており、そういった異次元世界を描いたSF映画やSFドラマはハリウッドでもよく見られるようになってきた。日本の場合、そういった異次元世界を描くと「トンデモ」の烙印を押される危険性があるので、ある意味、本作は冒険的な作品だとも言える。少々、複雑怪奇なストーリーながらも、現実の世界からそれほど遊離する(はみ出す)ことなく、筋道立てて制作されていたところも好感が持てた。

 本作を観た多くの人が、「不思議な世界だな…」と思いつつも、どこか心に響く普遍的なものを感じ取ったのかもしれない。映像的にも美麗で、大ヒットも頷けるメイド・イン・ジャパン印の良作アニメだった。もっとも、アニメーターは(人件費の関係で)外国人が多いみたいですが(笑)。

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