LOGAN/ローガン [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーン、リチャード・E・グラント、ボイド・ホルブルック、スティーヴン・マーチャント
監督:ジェームズ・マンゴールド
本編:137分
2017年(アメリカ)

【『ウルヴァリン』シリーズの終わりと始まり】

 『X-MEN』のスピンオフ作品『ウルヴァリン』シリーズ第3弾にして最終章。

 日本を舞台にした前作『ウルヴァリン:SAMURAI』がコケてしまったので、同じ監督の3作目もコケてしまうのではないかと危惧していたが、さすがに完結編ということもあり、前作よりはかなり気合いの入った作品だった。

 舞台が2029年ということもあって、『X-MEN』の主要キャラはプロフェッサーとローガンのみ。メキシコの砂漠が舞台ということもあって、どこか『マッドマックス2』を彷彿とさせる作品だった。あのヒョロっとした脇役キャラも被っている(笑)。

 本作がヒュー・ジャックマンの『ウルヴァリン』の完結篇であることは間違いないが、この終わり方からすると、新たな『ウルヴァリン』シリーズが製作されるかもしれない。多分、あの少女が大人になった姿で登場するだろうから、もう少し華のある別のキャストにバトンタッチすると思う(笑)。

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メッセージ [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
本編:116分
2016年(アメリカ)

【(ヒント)ルイーズは独身だった】

 中国系アメリカ人作家テッド・チャンの小説『あなたの人生の物語』にアレンジを加えて、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が実写映画化。

 物語の骨子は宇宙人との交流を描いたSFドラマだが、人生というものにスポットライトを当てたヒューマンドラマだった。少しトリッキーな映画なので、意味が分からなかったという人もいるかもしれない。

 ネタバレになるので、気になる人は読み飛ばしてください。

 主人公ルイーズは、実はふとした瞬間に未来が垣間見えるという特殊な能力を持った人間であり、ドラマの中でも何度も未来を幻視する。しかし、話の都合上、そのシーンは過去を思い出すようなシーンになっているので、少しややこしい。いろいろと伏線も用意されているので、その伏線を注意して観ていれば、クライマックスのある時点で、その謎が解けるようになっている。しかし話に付いていけない人は、「意味不明」とか「超駄作」とか、難癖を付けるに至る(笑)。

 地球を訪れた宇宙人が「3000年後に地球人に救われる」と予言することからも分かる通り、この宇宙人は時間という概念が地球人とは違っている。未来を見ることができるという意味では、ルイーズと同じ能力を持っている。だからこそ、ルイーズは宇宙人の意図を理解することができた。
 ルイーズは宇宙人に出会う前は、自分が将来、科学者と結婚して子供を産み、その子供が幼くしてガンで亡くなり、夫と離婚することを知っていた。自らの人生の未来に何が起こるか分かってしまうルイーズは、人生を無意味なものだと思っていた。未来が分かる人生に虚無感を抱いていたルイーズだったが、宇宙人との出会いを通じて、未来が分かったとしても人生を生きることには意味があることを悟る。

 本作は、実はそういう哲学的なメッセージを持ったSF映画だったのでした。「意味不明」だった人はもう1度、「ばかうけ」(宇宙船のモデルになったお菓子)でも食べながら見直してください(笑)。

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キング・アーサー [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:チャーリー・ハナム、ジュード・ロウ、アストリッド・ベルジュ=フリスベ、ジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、ニール・マスケル、エリック・バナ、ケイティ・マクグラス、デヴィッド・ベッカム
監督:ガイ・リッチー
本編:126分
2017年(イギリス)

【スランプ気味のガイ・リッチー作品】

 アーサー王伝説をベースにしたソード・アクション。監督は『シャーロック・ホームズ』の鬼才ガイ・リッチー。

 ガイ・リッチーと言えば、一筋縄ではいかない職人的な映画作りに定評のある監督だが、前作『コードネーム U.N.C.L.E.』で少々、翳りが見えた。そして今作を観ても、どうもパッとしないというか、ガイ・リッチーらしさが感じられなかった。

 映画的にはA級作品には違いはないのだが、ストーリーがあまりにも平凡だった。冒頭の巨大な象や、ソードバトルシーンなど斬新な映像はあったものの、以前のガイ・リッチー作品にあった光るものが感じられなかった。優等生的な仕上がりではなく、天才的な輝きが欲しかった。

 キャストの方は豪華で、なんとデヴィット・ベッカムが俳優として出演している。ドラマ『スーパーガール』の注目の女優ケイティ・マクグラスも一瞬だけ出演していた。通なところで言えば、ドラマ『ユートピア』のニール・マスケルも出演している。ただ、主人公アーサーを演じたチャーリー・ハナムの存在感が、ちと弱いかなと思えた。『パシフィック・リム』でもそうだったが、正直、主役と言うよりも、準主役キャラなんですよね(笑)。アーサー王を演じるなら、クリス・ヘムズワースあたりが適役かもしれない。『マイティ・ソー』とキャラが被ってしまうので無理でしょうけれど(笑)。

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リベンジ・リスト [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:ジョン・トラボルタ、クリストファー・メローニ、アマンダ・シュル、サム・トラメル、パトリック・セント・エスプリト
監督:チャック・ラッセル
本編:91分
2016年(アメリカ)

【トラボルタのリベンジ・バディムービー】

 ジョン・トラボルタ主演のリベンジ・アクション。

 元特殊部隊の工作員という設定からして『96時間』を彷彿とさせる。
 妻を目の前で強盗に殺されたスタンリー、妻を殺した犯人は逮捕されるが、なぜか罪に問われず解放されてしまう。事件を闇に葬ろうとする何者かにキレたスタンリーは、封印していた過去を解き放ち、復讐を開始する。



 リベンジ・アクションという意味では『ジョン・ウィック』にも通じるものがある。クローゼットの壁の奥に隠された昔の武器を取り出すシーンなども『ジョン・ウィック』のパクリっぽい(笑)。



 ただ、本作の場合、一匹狼としての復讐劇ではなく、頼りになる相棒(クリストファー・メローニ)とのバディムービーでもあるので、なかなか新鮮だった。人気ドラマ『12モンキーズ』のアマンダ・シュルが出演しているのも見所の1つだ。

 

 アクションシーンは痛々しいリアル系だが、バイオレンスに徹しているというわけではなく、少しユルい系でもある。アメリカ映画ながら、フランス映画っぽい自由なノリが魅力のアクション映画だと言える。ラストにも少し捻りがあり、エンタメ映画としては良作だと思う。

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マローダーズ 襲撃者 [DVD評価]

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MOVIE評価(50点)

出演:クリストファー・メローニ、ブルース・ウィリス、デイヴ・バウティスタ、エイドリアン・グレニアー
監督:スティーヴン・C・ミラー
本編:107分
2016年(アメリカ)

【ブルース・ウィリスは主役ではない】

 ブルース・ウィリス…ではなく、クリストファー・メローニ主演のクライム・アクション。

 アマゾンの映画紹介欄には、「ブルース・ウィリスが放つ、」とか、「ブルース・ウィリスの脇を固めるのは、」とか書かれているが、毎度のようにブルース・ウィリスは脇役(悪役)なので、ご注意のほどを(笑)。

 覆面を被った男達の銀行強盗事件の謎を追うFBIものだが、別に覆面に意味があるわけでもなかった。全編、特に印象に残るシーンがあるわけでもなく、退屈というわけでもない微妙な映画だった。少し渋めに淡々と話が進行するのだが、特筆すべきポイントがない平凡なドラマだった。

 注目は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタが素顔で出演しているところだろうか。どこかで観た俳優だな…と思って観ていたが、最後まで気が付かなかった(笑)。素顔は特徴的でも、あまりインパクトのない俳優だったんですね(笑)。

 

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ケージ・ダイブ [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:ジョエル・ホーガン、ミーガン・ペータ・ヒル、ジョシュ・ポソフ
監督:ジェラルド・ラシオナト
本編:81分
2017年(オーストラリア)

【『オープン・ウォーター3』】

 船の転覆事故で海に投げ出された3人の男女のサバイバル劇を描くPOVタッチのパニック映画。

 シチュエーション的には『オープン・ウォーター』とそっくりなので、またパクリ映画の類いかな…と思っていたが、観終わってから調べてみると、なんと『オープン・ウォーター』の3作目だった(笑)。1作目はアメリカ製作、2作目はドイツ製作、そして3作目の本作はオーストラリア製作と国を跨いたシリーズ作ということになっている。

 

 本作は、1作目と2作目を合体したような映画だった。1作目の大海原に取り残される絶望的シチュエーションと、2作目のパニックに陥った人間の愚かさがブレンドされているという感じだった。2作目はアイデア的に面白い作品だったが、本作の場合、少しイライラさせられた。本当は助かっていたかもしれないのに、女性のヒステリーが原因で絶望のどん底にたたき落とされるという設定が実に腹立たしかった(笑)。

 本作も2作目同様、サメの恐怖よりも人間の愚かさを描いた映画だった。天の助けはあったとしても、人間が愚かである限り助からない。そういう反面教師的な教訓を描いた映画という意味では観る価値は大いにあるかもしれない(笑)。

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ハードコア [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:シャールト・コプリー、ヘイリー・ベネット、ティム・ロス、ダニーラ・コズロフスキー
監督:イリヤ・ナイシュラー
本編:96分
2016年(ロシア・アメリカ)

【リアル&バイオレンス&アクロバティックな映画】

 全編、主人公の一人称視点で描かれた新感覚のアクション映画。

 シャールト・コプリーが出演しているので、またニール・ブロムカンプ監督の映画かと思っていたが違っていた。分かる人には分かるジョーク(笑)。

  

 ロシアの映像革命児ティムール・ベクマンベトフが製作に関わっているだけあって、超斬新な映像体験ができる。そのあまりのリアルさぶりには思わず目を奪われてしまうほど。
 内容的にはベタベタなSFであり、非現実的なトンデモ作品ながら、一体どうやって撮影したのか?と思えるほどに圧倒的な臨場感を表現している。まるで3Dのアクション・シューティングゲームをそのまま実写化したという感じ。しかし、かなりバイオレンスなグロい作品でもあるので、観る人を選ぶ作品だと思う。ちなみにR15作品です。

 本作を映画館で観た人の中には酔って吐いた人もいるらしいが、それも頷けるほどのアクロバティックな映画だった。ストーリー云々よりも映像の格好良さを味わう作品であるところは、まさしくベクマンベトフ映画だ。

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美女と野獣 [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ジョシュ・ギャッド、ケヴィン・クライン、スタンリー・トゥッチ、エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン
監督:ビル・コンドン
本編:130分
2017年(アメリカ)

【『美女と野獣』、お前もか。】

 ディズニーの不朽の名作『美女と野獣』を実写映画化。

 本作の場合、実写というよりも、実写とCGの融合作品という感じで、アニメでは表現できないリアル感と美麗さが印象的な作品だった。ただ、ミュージカルパートが少し多過ぎるような気もした。まるでインド映画のダンスシーンを観ているような退屈感がマイナスポイントだった(笑)。

 あと、昨日の『スーパーガール』のレビューでも書いたことだが、本作にも同じようなシーンが有ったので面食らってしまった。冒頭、王子が野獣になる前のダンスシーンで、黒人が大勢いることに違和感を感じた。現代のフランスなら様々な人種がいても理解できるのだが、このドラマの時代のフランスのお城に、なぜあれほどの黒人がいる必要があるのだろうか? なぜ歴史を無視してまで、黒人キャストを起用しなければならないのか疑問に感じた。

 エマ・ワトソンも「美女」であることには違いはないのだが、このドラマのヒロインを演じるには少し高貴過ぎるかなと思えた。もっと純粋無垢な子供っぽいタイプの女性の方がマッチすると思う。「野獣」の方も少し若くてイケメン過ぎると思えた。もう少し粗暴な感じのするタイプでこそ「美女」との落差が生じるのだが、これでは、お似合いのカップルだ(笑)。
 『美女と野獣』のテーマは、「美しい心」のはずだが、これでは「容姿の美しさ」に拘った作品という感じで物足りない。

 個人的には、レア・セドゥ版の『美女と野獣』の方が面白かったと思う。



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SUPERGIRL/スーパーガール <セカンド・シーズン> [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:メリッサ・ブノワ、カイラー・リー、タイラー・ホークリン、デヴィッド・ヘアウッド、クリス・ウッド、メカード・ブルックス、ジェレミー・ジョーダン、ケイティ・マクグラス、フロリアナ・リマ、テリー・ハッチャー、キャリスタ・フロックハート
製作:サラ・シェクター、アリ・アドラー
本編:934分
2016-2017年(アメリカ)

【夢のあるドラマに、まさかの展開…】

 大ヒット海外ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』の第2シーズン(全22話)。



 セカンド・シーズンはのっけからスーパーマンが登場し気合いが入っている。新たなキャストも続々登場し、終始飽きずに観ることができた。しかし、最近のアメリカドラマの流行りなのか、本ドラマのメインキャストまで同○愛者(ゲ○)にしてしまう姿勢には、少々、引いてしまった(苦笑)。

 少し前にアカデミー賞にノミネートされたのが白人だけだったということで問題になったことがあるが、その影響もあってか、最近のアメリカ映画やドラマには、必ず一定数の黒人や東洋人などをキャスティングしないと「差別だ」というようなブーイングがあるようだ。その範囲が、遂に同○愛者にまで広がったということなのかもしれない。

 本ドラマには女性の大統領が登場するので、おそらくヒラリー・クリントンが大統領になると予想していたのだと思われる。アメリカの民主党はリベラルなので人権を重視する。その関係もあるのか、ドラマにも政治的なリベラル色が反映されているということなのだろう。

 しかし、こういう多様性というか、少数派を無理矢理に認知させようとする姿勢が透けて見えてしまうとゲンナリしてしまう。せっかく夢のあるドラマでも、嫌な現実を見せられているような気分になってしまう(^_^;)。

 別に同性愛者(ゲ○)が悪いというわけではありませんので誤解のないように(笑)。

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LION/ライオン [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:デヴ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ウェンハム、サニー・パワール
監督:ガース・デイヴィス
本編:119分
2016年(オーストラリア)

【シガニー・ウィーバーのようなニコール・キッドマン】

 『スラムドッグ$ミリオネア』で一躍有名になったデブ・パテル主演のヒューマンドラマ(実話)。



 インドに生まれた貧しい少年が迷子になり、慈善団体の計らいでオーストラリアに養子に出される。それから25年が経過し、大人になった少年がグーグルアースによって故郷を発見し、兄や母の住むインドに帰るというストーリー。

 本作は実話を元にしているので、ドラマチックでありながらも、エンタメ的な演出は控え目になっている。事実を淡々と描きながら、要所要所に感動的なエピソードを付け加えているという感じ。
 実際、このドラマは奇跡の物語として日本のテレビ番組でも紹介されたらしく、敢えて映画化するまでもないという厳しい意見もあるようだ(笑)。

 故郷を発見するクライマックスのシーンが少々弱いかな…と感じたが、それでも感動ドラマとしては及第点が付けれる良作だったと思う。ただ、実話に拘るあまり、髪型まで実際の人物に合わせていたのはいかがなものかと思った。短髪のパンチパーマ(オバサンのヘアースタイル)のような髪型になったニコール・キッドマンは、シガニー・ウィーバーに見えてしまい、せっかくの美貌が台無しになっていた(笑)。

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