パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 [DVD評価]
MOVIE評価(50点)
出演:ジョニー・デップ、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラーリオ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ハビエル・バルデム
監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
本編:129分
2017年(アメリカ)
【相変わらず掴み所のないジャック・スパロウ】
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ5作目にして最終章(?)。
世間での今作の評価は意外にも高かったので、少しだけ期待して観てみたのだが、相変わらず変わり映えしないワンパターンな凡作だった。ディズニーが製作しているだけあって、セット自体には拘りが感じられ、お金がかかっているなあとは思えたものの、肝心のストーリーが陳腐で観続けるのが苦痛だった。それでもレビューしなければならないので最後まで観ましたが(笑)。
オーランド・ブルームやキーラ・ナイトレイも、「もう出たくない」と言わんばかりに演技が辿々しく、どこか覚めた感じだった(笑)。
お涙頂戴的なシリアスなストーリーを取り入れても、基本はおフザケムービーなので、全く感動もできなかった。ジャック・スパロウという掴み所のないおフザケキャラが、全てを台無しにしている。この映画を観て「感動した」とか「泣いた」とか言っている人が信じられない。もしかして「サクラ」かな(笑)。
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銀と金 [DVD評価]
MOVIE評価(70点)
出演:池松壮亮、リリー・フランキー、マキタスポーツ、村上 淳、臼田あさ美、ダンカン、嶋田久作、佐野史郎、柄本 明
監督:古厩智之、中前勇児
本編:360分
2017年(日本)
【13話目は蛇足(駄作)】
福本伸行の同名コミック『銀と金』をテレビドラマ化。(全13話)
以前にも、中条きよし主演(平井銀二役)でオリジナルビデオとして製作されたことのある作品だが、今回はリリー・フランキーが銀二を演じている。
『銀と金』は昔、『カイジ』が流行る前に読んだ漫画なので、大体のストーリーは分かっているつもりだったが、改めて観てみると、ずいぶんと忘れていることが判明した。各エピソードのオチをほとんど忘れている始末。おかげで再びハラハラドキドキ(ザワザワザワザワ)することができた(笑)。
福本漫画の特徴として、登場するキャラは野郎ばかりなので、男性キャラの1人が女性キャラに変更されている。紅一点として臼田あさ美が出演しているが、これが男ばかりなら、さすがに暑苦しかったかもしれない(笑)。
マキタスポーツと高橋メアリージュンという『闇金ウシジマくん』コンビも出演しており、闇金の社長役に「ニシジマ」という顎髭を生やしたキャラが登場する。これも明らかに「ウシジマ」をイメージしているようで笑える。
30分のドラマが3本立てで1つのエピソードになっているので、90分ドラマが4本あるというイメージ。おまけの13話目は未放送の番外編になっているが、駄作なので観なくても良いと思う(笑)。
噂ではシーズン2も製作されるらしいので、追ってレビューしていきたい。
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LUCIFER/ルシファー <ファースト・シーズン> [DVD評価]
MOVIE評価(60点)
出演:トム・エリス、ローレン・ジャーマン、レスリー=アン・ブラント、D・B・ウッドサイド、ケヴィン・アレハンドロ、レイチェル・ハリス
本編:567分
2016年(アメリカ)
【ある意味、「デビルマン」】
ジェリー・ブラッカイマー製作のクライム・サスペンス。
地獄の生活に飽きて地上(ロサンゼルス)にやってきた地獄の王ルシファーと、クールな美人女性刑事がタッグを組んで難事件を解決していくという一風変わった異色のバディムービー。
地獄の悪魔が主人公ということもあって、キリスト教系の人々からは「バチあたりなドラマだ!」との批判も多いらしい。ただ、本作で描かれているルシファーは、日本で言うところの「閻魔大王」のような位置づけになっているようで、地獄に堕ちてきた罪人に罰を与える鬼のような存在として描かれている。だから、人心を惑わす悪魔という感じではなく、悪人を裁く鬼という感じに近い。もっと言えば、女性に心を奪われた「デビルマン」とも言える(笑)。
ルシファーを演じているトム・エリス目当てに観ている女性がワンサカいるという本作。トム・エリスはどことなくティモシー・ダルトンと雰囲気が似ており、長身の貴公子的なところが女性受けするのかもしれない。美人刑事を演じているローレン・ジャーマンも男性受けしそうな風貌なので、その辺が本ドラマの人気の秘密なのかもしれない。
男女ともに目の保養には良いドラマかもしれないが、よくある1話完結型のドラマなので、ストーリー的には、それほどのめり込めなかった。悪魔や地獄の描写も、おどろおどろしさが足りないので、恐いもの見たさという意味でも、ちと物足りない(笑)。
ということで、6話目で取り敢えず観るのを中断しました(笑)。
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キング・ホステージ [DVD評価]
MOVIE評価(35点)
出演:エイドリアン・グレニアー、ジョナサン・シェック、ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック、リディア・ハル
監督:カイル・パトリック・アルバレジ
本編:97分
2017年(アメリカ)
【ダブルキャストのB級映画】
エイドリアン・グレニアーとジョナサン・シェック共演のクライム・アクション。各映画サイトでは「ニコラス・ケイジとジョン・キューザック共演」と釘打たれているが、彼ら2人は脇役なので、ご注意を(笑)。ちなみに、映画のポスターも以下のようなものが使用されている。ここまでくると、悪質な詐欺広告だと言えるかも(笑)。
もはや定番となったニコ・ケイ出演のB級映画だが、本作には同じ路線を歩んでいるジョン・キューザックも出演しており、そういう意味では今までになかった珍しいタイプのB級映画だと言える。これでブルース・ウィリスが出演していれば、なお面白かったかもしれない(笑)。
冗談はおいておいて、内容的には、かなり退屈な映画だった。アクションシーンはグロっぽい派手な演出もあり少しは見所があったものの、全体的には至って平凡なB級クライム・アクション映画だった。
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潜入者 [DVD評価]
MOVIE評価(65点)
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・クルーガー、ジョン・レグイザモ、エイミー・ライアン、ベンジャミン・ブラット
監督:ブラッド・ファーマン
本編:127分
2016年(イギリス)
【麻薬捜査官ハイゼンベルグ】
1980年代のコロンビアを舞台にしたクライム・サスペンス。アメリカで最も成果を上げたとされる潜入麻薬捜査を描いた実話でもある。
麻薬の潜入捜査官を『ブレイキング・バッド』の麻薬王ハイゼンベルグが演じているところは洒落が効いている。しかし、ブレイアン・クランストンは、こういう本性を隠した後ろめたい演技が実によく似合う。
実話でイギリス映画とくれば、“冗長”というのが相場だが、本作の場合は、それほど冗長にならず、フィクションでも通用するような映画に仕上がっている。実話なので最後にドンパチすることもなく終わるが、そこは上品なイギリス映画の御愛嬌ということで(笑)。
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マイティ・ソー バトルロイヤル [映画評価]
MOVIE評価(80点)
出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、トム・ヒドルストン、テッサ・トンプソン、アンソニー・ホプキンス、イドリス・エルバ、カール・アーバン、ベネディクト・カンバーバッチ、浅野忠信、ジェフ・ゴールドブラム、ケイト・ブランシェット
監督:タイカ・ワイティティ
本編:131分
2017年(アメリカ)
【アベンジャーズ最強タッグのバディムービー】
マーベル『マイティ・ソー』シリーズ第3弾。
アベンジャーズの最強メンバーであるソーとハルクのバディムービーとも言える本作、雷神と超人のコンビは他のアベンジャーズメンバーの存在感を超越しており、アクションシーンもハンパない。
本作の最大の見所はハルクの暴れっぷりなのだが、コロッセオでのソーとハルクの戦いに重点が置かれ過ぎており、敵との戦いが少し少なかったことがマイナスポイントだった。CMを観た限りでは、もっとハルクのバトルシーンがあるものと思っていたのだが、少し盛り上がりに欠けるかな…という印象。ラスボスとハルクのバトルに期待していただけに、ちと残念だった(笑)。
それでも、エンタメ作品としてはマーベルらしい娯楽大作なので、大画面・大音響の映画館で観ることをオススメしたい。
浅野忠信も出演しているが今作で…(以下自粛)
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ベイウォッチ [DVD評価]
MOVIE評価(60点)
出演:ドウェイン・ジョンソン、ザック・エフロン、アレクサンドラ・ダダリオ、ケリー・ロールバッハ、イルフェネシュ・ハデラ、ジョン・バス、プリヤンカー・チョープラー、デビッド・ハッセルホフ、パメラ・アンダーソン
監督:セス・ゴードン
本編:116分
2017年(アメリカ)
【『カリフォルニア・ダウン』親子の「目の保養ムービー」】
昔、アメリカで放送された同名テレビドラマ『ベイウォッチ』を映画としてリメイク。「ベイウォッチ」とは「水難監視救助隊」のこと。
本作の舞台はカリフォルニア湾ということで、奇しくも『カリフォルニア・ダウン』で親子を演じたドウェイン・ジョンソンとアレクサンドラ・ダダリオが再共演している。ムキムキボディの男性2人と、ムチムチボディの女性2人が活躍する「目の保養ムービー」という位置づけになるだろうか(笑)。
ストーリーは絵に描いたような御都合主義で、想定通りのベタベタな下ネタ演出、完全にアクションコメディのノリだが、不思議と観ていて飽きない(笑)。
劇場(日本は未公開)版と完全版の2つが入っていたので、完全版で観てみた。DVDスルーになったのは、多分、あのシーンが原因かな?
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