ジャスティス・リーグ [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー、ジェレミー・アイアンズ、ダイアン・レイン、J・K・シモンズ、コニー・ニールセン、アンバー・ハード、キーラン・ハインズ
監督:ザック・スナイダー
本編:121分
2017年(アメリカ)

【『アベンジャーズ』化した『ジャスティス・リーグ』】

 マーベルの『アベンジャーズ』の対抗馬であるDCの『ジャスティス・リーグ』が遂に解禁。ちょうど祝日だったこともあり、初日に観に行ってきた。

 本作は前作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から数ヶ月後の世界が舞台になっており、スーパーマンがいなくなった世界で新たな巨大な悪が出現するというストーリーになっている。

 前作で、脇腹を刺されイエス・キリストのような死に方をしたスーパーマンは、ザック・スナイダー的には「救世主」という深い意味合いで描かれていたのだと思う。しかし、本作の撮影途中でザック・スナイダーの娘が急逝したため、途中で監督を降板することになり、映画の雰囲気が少し変わってしまった。
 代役として監督に就いたのが『アベンジャーズ』の監督として知られるジョス・ウェドンだったせいか、本作は、これまでのダークでメタファーに満ちたザック・スナイダー色が薄くなり、『アベンジャーズ』的な明るい雰囲気も加味されている。それが良かったのか悪かったのか分からないが、どうやらアメリカでは裏目に出てしまったようだ。しかし日本の場合は、単純な映画を好む人が多いので、逆にウケるかもしれない(笑)。

 本作には新キャラが3人(アクアマン、フラッシュ、サイボーグ)登場するが、やはりワンダーウーマンの存在感が際立っていた。映画に締まりを与える意味でも「紅一点」は重要だと改めて実感した。まあ、本作には、エイミー・アダムスやアンバー・ハードも出演しているので「紅三点」と言えなくはないですが(笑)。

 全体的には万人受けするエンタメ大作なので評価されると思うが、残念ながら、グッとくる感動的なシーンが無かったので、傑作とまでは言えない。よくできた映画ながら、『ワンダーウーマン』のような心に残るシーンが無かったのが残念だった。次回作(『アクアマン』?)に期待したい。

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