鍵のない夢を見る [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨 臨、広末涼子、林 遣都、大東駿介、高島礼子、大倉孝二、川島鈴遥、いしのようこ
監督:村上正典、木下高男、後藤庸介
時間:264分
2013年(日本)

【イヤミス風のオムニバスドラマ】

 辻村深月の直木三十五賞受賞作『鍵のない夢を見る』をWOWOWが実写ドラマ化(全5話)。

 5人の女優がそれぞれ単話ドラマを演じるというイヤミス形式のオムニバスドラマ。内容的にもイヤミス風のドラマになっている。特に1話と2話が後味の悪いイヤミス恋愛ドラマで、林 遣都と大東駿介という落ちぶれた演技が似合う男優がヒロインの恋人役を演じている。こんな男いねーよ!こんな男に付いていく女はいねーよ!とダブルツッコミしたくなるほどのダメ男っぷりを披露している(笑)。

 5つのストーリーに繋がりがあるわけではないので単話でも観ることができる。コアなイヤミスファンには1話と2話、ほんわかイヤミスファンには3話、普通のイヤミスファンには4話、民放ドラマファンには5話がオススメ(笑)。

【公式サイト】鍵のない夢を見る

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借王<シャッキング>II-運命の報酬- [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:中村俊介、本上まなみ、吹越 満、霧島れいか、上原美佐、温水洋一、佐野史郎、蛍雪次朗、升 毅、大杉 漣、石橋蓮司
監督:香月秀之
時間:240分
2011年(日本)

【韓流ドラマではありません】

 テレビドラマ『借王』の続編(全8話)。

 『借王』の続編と言っても、前作とはメンバーがガラッと代わっており、前作で警視庁監察官から落ちぶれた吹越 満が主要キャスト化。ヤクザ役の升 毅と天下り官僚役の大杉 漣が続投しており、舞台は同じだが、違う3人組グループ(中村俊介・本上まなみ・吹越 満)を描いたドラマになっている。

 上品なイメージの中村俊介が、このての汚れ役を演じていたのは新鮮だったが、前作に比べると少しストーリーが単純になったかな…という印象。それでもテンポは良いので、一気観してしまった(笑)。

 しかし、なぜかテーマ曲が韓国語なので、韓流ドラマを観ているような錯覚を覚えた(笑)。舞台もキャストも完全な日本のドラマなのに、あえて韓国語にする必要があったのだろうか?

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借王<シャッキング>-銭の達人- [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:寺島 進、西田尚美、堀部圭亮、吹越 満、升 毅、相島一之、田丸麻紀、大杉 漣、嶋田久作
監督:香月秀之
時間:240分
2009年(日本)

【ルパン風のコンゲームドラマ】

 同名人気コミック『借王』のテレビドラマ版(全8話)。

 今は無き、WOWOWの「ミッドナイト☆ドラマ」枠で放送された金融ドラマだが、1話30分スタイルでテンポよく進むので漫画を読んでいるような感覚で観ることができる。寺島 進・西田尚美・堀部圭亮の3人トリオも、それぞれなかなか味のある演技をしているが、特に寺島 進のオトボケキャラが妙に渋くハマっている(笑)。

 漫画の方は読んでいないので分からないが、本作はオリジナルの脚本であるらしい。ユル〜い感じのピカレスクロマンという感じで、老若男女を問わず面白く観ることができると思う。

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ウィッチ [DVD評価]

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MOVIE評価(30点)

出演:アニヤ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン、ケイト・ディッキー、ハービー・スクリムショウ、エリー・グレーンジャー、ルーカス・ドーソン
監督:ロバート・エガース
時間:93分
2015年(アメリカ)

【シャマラン監督が目を付けた映画】

 全米で大ヒットしたというファンタジーホラー。主演は『モーガン プロトタイプ L-9』のアニヤ・テイラー=ジョイ。

 実は本作がアニヤ・テイラー=ジョイのデビュー作となる。本作に出演した翌年、『モーガン プロトタイプ L-9』に起用された。ちなみに、M・ナイト・シャマラン監督も本作を観て、アニヤ・テイラー=ジョイを『スプリット』のヒロインに抜擢したらしい。まあ、シャマランはどうでもよいのだが(笑)。

 さて、本作だが、当初はキリスト教を題材にした硬派路線のオカルトホラーかと思っていたが、実際に観てみると、妄想ファミリーの意味不明悲劇という感じだった(笑)。
 
 この意味不明な展開ぶりは、どこかで観たテイストだな…と思い、よく考えてみるとそれは、シャマラン映画のノリだった(笑)。シャマラン監督が本作に興味を抱いた意味がなんとなく解ったような気がした(^_^;)。

【公式サイト】ウィッチ

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暗黒女子 [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平 祐奈、千葉雄大、升 毅
監督:耶雲哉治
時間:105分
2016年(日本)

【女性のダークサイドを描いたイヤミス】

 秋吉理香子の同名ミステリー小説『暗黒女子』を実写映画化。

 セレブな女子高校生が集う聖母マリア女子高等学院で起こった女子生徒の謎の転落死事件の顛末を描いたミステリー。

 イヤミスというのは、複数の女性(大体5人)がそれぞれの単話のドラマを演じるというパターンが多いのだが、本作はその分割されたドラマを1つにまとめるというスタイルを採っている。まあ、映画なので当たり前とも言えるが、複数のドラマをわずか100分程度で描くのは少々無理があるかな…と思って観てみたが、意外にも上手くまとまっていた。
 監督が映像作家ということもあって、映像的にも洒落ており、メルヘンチックな女子校のイメージを上手く表現できている。

 セレブな女子高校生が集う花園は、実は毒のある花園だったというイヤミスだが、清純な美しさの裏に隠された女性の暗黒面を描いているという意味では、まさしく「暗黒女子」ということなのだろう。くわばら、くわばら…(笑)。

 本作は「TSUTAYA先行レンタル」です。

【公式サイト】暗黒女子

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ノー・エスケープ 自由への国境 [DVD評価]

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MOVIE評価(25点)

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガン
監督:ホナス・キュアロン
時間:88分
2015年(メキシコ・フランス)

【メキシコのプロパガンダ映画?】

 『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督の息子ホナス・キュアロンが監督したサバイバルスリラー。

 本作の脚本は『ゼロ・グラビティ』誕生の元になった脚本であるらしく、「『ゼロ・グラビティ』のスタッフが放つ、呼吸すら忘れる緊迫の88分!」と釘打たれている。
 ここまで持ち上げられると、それなりに面白いかも…と期待せずにはいられないが、実際に観てみると、期待とのあまりの落差に唖然としてしまった(苦笑)。

 本作は第89回アカデミー賞で「外国語映画賞」を受賞したそうだが、どうやら政治的な力が働いているらしい。舞台はメキシコで、アメリカへの不法入国者達が謎のスナイパーの標的になってしまうという設定なので、どう考えても、トランプ大統領への当てつけのようなメキシコのプロパガンダ映画だと言える。
 
 しかし、麻薬売人としての不法移民を無実の不法移民に置き換えて描いているところは設定に無理があり、メタファーにもなっていない。よくもまあ、こんな怨み節のような陳腐なシナリオで映画化できたな…という感じ(笑)。

 本作の主人公は無名の俳優だが、謎のスナイパーには最近、悪役として人気急上昇のジェフリー・ディーン・モーガンが出演している。しかし本作の主役は猟犬かもしれない。アカデミー賞の「外国語映画賞」ではなく「助演優賞」あたりが妥当な作品だと思う(笑)。

 本作は「TSUTAYA先行レンタル」です。

【公式サイト】ノー・エスケープ 自由への国境

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キングスマン:ゴールデン・サークル [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、マーク・ストロング、ハル・ベリー、チャニング・テイタム、ペドロ・パスカル、ジェフ・ブリッジス、エルトン・ジョン、ジュリアン・ムーア
監督:マシュー・ボーン
時間:140分
2017年(イギリス)

【スパイスの効いた大人のエンタメスパイ映画】

 過激で斬新なスパイ映画ということで大ヒットした『キングスマン』の続編。監督は前作に引き続きマシュー・ボーン。

 前作がかなりの衝撃作だったこともあり、その続編ともなると、前作を超えることができるかどうかに注目が集まる。前作をDVDで観た人は「映画館で観ればよかった…」と後悔した人も多かったと思う。で、今作はどうなのか? これが1番気になるところだろうと思う。

 今作も過激なところはそのまま踏襲されている。チャニング・テイタムやペドロ・パスカル等、タランティーノ映画のような配役で、内容的にもタランティーノが喜びそうなお下劣な演出は今作でも健在だった(笑)。しかし少々、過激過ぎるかな…というのが正直なところで、一応、PG12作品ということになっているが、R15ぐらいが妥当かもしれない。

 同じイギリス映画でも『007』シリーズの場合、残酷な殺人シーンは隠すことで成り立っていたが、本作の場合、隠さずにそのままグ○シーンを見せるという徹底ぶり。本作を観れば、時代は建前社会から本音社会に移行しつつあることを嫌というほどに思い知らされる(笑)。

 抜群のカメラワーク、スタイリッシュでスマートな演出は、いかにもマシュー・ボーン作品という感じで、長編でも眠くなることはなく観ていて飽きない。アクションエンタメ映画としては最高の部類に入る作品だが、過激過ぎるところで判断が分かれるかもしれない。大人が観る分にはOKだが、子供はNGかな(笑)。

 総合的には前作よりも少し落ちるかなという程度なので、映画館で観ても損はしないレベルは保たれていると思う。

【公式サイト】キングスマン:ゴールデン・サークル

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アトラクション 制圧 [DVD評価]

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MOVIE評価(50点)

出演:イリーナ・ストラシェンバウム、アレクサンドル・ペトロフ、リナル・ムハメトフ
監督:フョードル・ボンダルチュク
時間:117分
2017年(ロシア)

【人間の愚かさを描いたSFヒューマンドラマ?】

 『スターリングラード』のフョードル・ボンダルチュク監督が放つロシア製SFアクション。

 『第9地区』と『エリジウム』のスタッフが製作したという触れ込みだったので、興味を抱きレンタルしてみた。

 確かに『第9地区』や『エリジウム』を彷彿とさせる絵作りで、ロシア映画特有の美しい映像が印象的だった。しかし、迫力があるのは冒頭の宇宙船墜落シーンだけで、その後はトーンダウンする。

 宇宙人からのメッセージもどこかで観たような既視感があり、当たり前過ぎて、それほど感動できない。しかし見方を変えれば、本作は、宇宙人の視点から観ることによって、人間の愚かさというものを描きたかったのかもしれない。敵は宇宙人ではなく人間だったという皮肉。感情的(扇情的)になってすぐに敵を作るステレオタイプな人間が諸悪の根源だということを描いている点は評価できると思う(笑)。

 本作は『TSUTAYA先行レンタル』作品です。

【公式サイト】アトラクション 制圧

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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ [DVD評価]

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MOVIE評価(30点)

出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ、ステファノ・アンブロジ
監督:ガブリエーレ・マイネッティ
時間:119分
2015年(イタリア)

【ルネサンスの栄光を失ったイタリア映画界】

 永井 豪原作のアニメ『鋼鉄ジーグ』の大ファンというイタリアのガブリエーレ・マイネッティ監督が製作したヒーローアクション。

 イタリアと言えば、以前にも『北斗の拳』にインスパイアされた監督が製作した『アダム・チャップリン』という映画があったが、本作も同じような類いの映画とみて間違いない。キャストに華がなく下品なところもよく似ている(笑)。本作のダークヒーローと言うのは「闇のヒーロー」という意味ではなくて「汚いヒーロー」という感じだった(笑)。

 冴えない男が、ある事故によって特殊能力を得て活躍するドラマなので『スパイダーマン』的なヒーローものを狙ったのかもしれない。しかし全く洗練されておらず、垢抜けないベタベタな会話と演出に閉口してしまった。
 この作品がイタリアでは『X-MEN:アポカリプス』と同程度のヒットを飛ばしたというのだから、イタリア人の映画センスというのが窺える。こんな映画がイタリア版アカデミー賞を最多受賞したというのだから、もはやイタリアでは、かつての芸術の都の栄光は失われてしまったようだ(笑)。

【公式サイト】皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

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サイバー・リベンジャー [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:ピアース・ブロスナン、ジェームズ・フレッシュビル、アンナ・フリエル、ステファニー・スコット、ミカエル・ニクヴィスト
監督:ジョン・ムーア
時間:95分
2016年(アメリカ・アイルランド・フランス)

【変態サイバーオタクにリベンジを】

 元007のピアーズ・ブロスナン主演のサスペンススリラー。監督は『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のジョン・ムーア。

 好意で自宅に招いた優秀な従業員が実は変態サイバーオタクだったというシチュエーションスリラーだが、なかなかテンポもよく、ハラハラドキドキできる作品だった。少々、詰めが甘いかな…とは思えたものの、無駄なシーンを挿入してヘタに長編にするよりも、シンプルにまとまった感じが好印象だった。礼儀を知らない変態を成敗するというリベンジものであるところも好印象だった(笑)。

 アイルランド系のステファニー・スコットの悪役ハッカーぶりも良かったが、冷静沈着な極秘諜報員ミカエル・ニクヴィストも渋かった。主役のピアーズ・ブロスナンよりも、この2人が主役の映画だと言えるかも(笑)。

【公式サイト】サイバー・リベンジャー

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