セブン・シスターズ [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ノオミ・ラパス、ウィレム・デフォー、グレン・クローズ、マーワン・ケンザリ、ポール・スヴェーレ・ハーゲン、クリスティアン・ルーベク
監督:トミー・ウィルコラ
時間:123分
2016年(イギリス・アメリカ・フランス・ベルギー)

【七人寄れば文殊の知恵】

 『ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパス主演のSFアクション・スリラー。


 2073年、増え過ぎた人口と食糧難を解決するため、ヨーロッパ連合政府は、一人っ子政策を実施していた。しかし、遺伝子組み換え食物の科学的副作用で、皮肉にも複数の子供(三つ子や四つ子)が同時に産まれるという事態になり、1人を除き、余った子供は冷凍保存されるようになってしまったのだった。

 そんな社会にあって、ある7つ子として産まれた姉妹は、国家の監視を逃れるために、家の中にある秘密の部屋に閉じこもり、1週間それぞれ1人ずつが順番で外出し、1人の女性カレン・セットマンを演じるという生活を送っていた。しかし、月曜日に外出していた女性が謎の失踪をしてしまった。はたして、姉妹の運命やいかに…というストーリー。

 ノオミ・ラパス演じる7つ子姉妹は、それぞれ出かける曜日が名前になっているのだが、英語で「サンデー」「マンデー」なら理解できるのだが、日本語版では「日曜」「月曜」という名前になっており、違和感を感じざると得なかった(笑)。

 それはさておき、近未来のディストピア物語としては、よくできており、『リベリオン』風の快作だった。「国家 vs 7人の姉妹」というキャッチフレーズ通り、国家と姉妹の闘いがテンポ良く進んでいく。

 ノオミ・ラパスは1つの映画内で別人を演じることに長けた女優なので、本作はまさに打ってつけのキャスティングだった。七人の姉妹が別人に見えるのは彼女ならではの七変化だと言える。

 ストーリーもしっかりしているので、安心して観ることができる…が、少々、過激なシーンもあるので、親子で観るような真似は避けた方が無難です(笑)。

【公式サイト】セブン・シスターズ

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