ザ・ヴォイド 変異世界 [DVD評価]

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MOVIE評価(30点)

出演:アーロン・プール、キャスリーン・マンロー、ケネス・ウエルシュ、エレン・ウォン、アート・ヒンドル
監督:ジェレミー・ギレスピー、スティーブン・コスタンスキ
時間:90分
2016年(カナダ)

【アーロン・ポールではなかった】

 『未体験ゾーンの映画たち2018』の上映作品にして、ゲオ先行レンタル作品。

 『ブレイキング・バッド』のアーロン・ポールもずいぶんと老けたな…と思って鑑賞していたが、観終わってから調べてみると、なんとアーロン・ポールではなくて、アーロン・プールだった(笑)。「名は体を表す」と言うけれど、名前が似ていれば顔も似てくるものだろうかと、ビックリ。


 内容的には一昔前のSFホラーという感じで、全く新鮮味が感じられない映画だった。昔ながらのテイストが懐かしいとする人もいるようだが、ストーリーが伴っていないので、単なるB級のSFホラー映画と思って間違いないと思う。

 少し前のテレビ番組で、ゲオは、レンタル入荷本数をいろんな調査をした上で決定していると伝えられていた。なるほど、それでレンタル本数と面白さが比例しているのかと納得していたが、ゲオ先行レンタル作品の場合は、競合他社がいないせいか、市場調査が甘くなっているのかもしれない。本作についても、数十本も陳列されており、超人気作と同じ扱いになっていた。
 ゲオの株主として、この辺は少し見直す必要が有るのでないかと思えた(笑)。

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フラットライナーズ [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:エレン・ペイジ、ディエゴ・ルナ、ニーナ・ドブレフ、ジェームズ・ノートン、カーシー・クレモンズ、キーファー・サザーランド
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
時間:110分
2017年(アメリカ)

【このパッケージは違うんじゃね?】

 1990年の映画『フラットライナーズ』のリメイク作品。
 

 オリジナル作では、今をときめく俳優が多数輩出した(キーファー・サザーランド、ジュリア・ロバーツ、ケビン・ベーコン、ウィリアム・ボールドウィン)が、今作を観た限りでは、キャスト的には少しダウンしたかな…という感じだった(笑)。

 大まかなストーリー展開は前作を踏襲しているが、男女の違いなど変更されている箇所もあるので、全く同じというわけではなかった。

 しかし、本作のパッケージ写真は恐過ぎると言うか、詐欺と言うか、あまりにもストーリーと掛け離れている。こんなパッケージにすると、オドロオドロしいホラー映画だと誤解する人がいるのではないかと思う(笑)。

 本作のテーマは、題名が示す通り「臨死体験」にある。本作で描かれている臨死体験は、「恐怖体験」と言うよりも「神秘体験」として描かれているので、生粋のホラー映画ではない。

 人間は死の間際、自らの人生が走馬灯のように見えるとか言われることがある。本作は、死を迎えることによって発生する自らの人生における業としての「後悔の念」と「罪の意識」、そしてそれらを解決するためのヒントを「臨死体験」を通じて描いたスピリチュアルな作品なので、オドロオドロしい映画とは一線を画している。

 こういった映画を観て、「悪いことはできないな…」と悟る人がいるなら、社会派サスペンス映画としての役割も果たしていることになる(笑)。

【公式サイト】フラットライナーズ

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鋼の錬金術師 [DVD評価]

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MOVIE評価(50点)

出演:山田涼介、本田 翼、ディーン・フジオカ、佐藤隆太、本郷奏多、蓮佛美沙子、内山信二、國村 隼、大泉 洋、小日向文世、松雪泰子
監督:曽利文彦
時間:133分
2017年(日本)

【またまた、國村 隼が出演している】

 全世界累計7000万部を誇る荒川 弘の同名人気コミック『鋼の錬金術師』を実写映画化。

 CGの進歩で映画表現の幅が広がったせいもあるのか、最近は日本の漫画コミックの実写化が流行りのようだ。しかし、出てくる俳優は見慣れた顔ばかりで、中でも國村 隼は出過ぎの感がある。
 ここ2、3年でも『進撃の巨人』、『ジョジョの奇妙な冒険』、そして本作『鋼の錬金術師』と、初老の男性とくれば、「國村 隼」と相場が決まっているかのようだ(笑)。
 
 しかし、本作のような外国人(ドクター・マルコー)役に、バリバリの東洋人顔の國村 隼というのもどうかと思う(笑)。このての映画には、無国籍感のある俳優を多数起用した方がよいのではないかと思う。

 冒頭のCG等は結構、頑張っていたと思うが、内容的には子供向けだった。山田涼介とディーン・フジオカが出演しているので女性向けかもしれないが、1番目立っていたのは、『ヤッターマン』のドロンジョを彷彿とさせる松雪泰子のコスプレだった(笑)。

【公式サイト】鋼の錬金術師

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ダブル/フェイス [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:ニコラス・ケイジ、ジーナ・ガーション、ニッキー・ウィーラン、フェイ・ダナウェイ
監督:ジョナサン・ベイカー
時間:106分
2017年(カナダ)

【ニコケイは主役ではない】

 「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。「ニコラス・ケイジが2人の女に翻弄される」と釘打たれていたので、てっきり『ノック・ノック』のような映画かと思っていたが、全く違っており、そもそも、ニコラス・ケイジは主役ではなかった(笑)。


 基本は女性2人のサスペンスドラマなのだが、前半はかなり退屈だった。後半は女の駆け引きによる緊張感あるサスペンスフルな展開になるので、普通のサスペンス映画として観ることができる。

 しかし、ニコラス・ケイジの役柄は無名の俳優でも全く問題なかったと思う(笑)。

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オリエント急行殺人事件 [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォー、デイジー・リドリー
監督:ケネス・ブラナー
時間:113分
2017年(アメリカ)

【ジョニー・デップが主役でなくて良かった】

 アガサ・クリスティのミステリー小説『オリエント急行の殺人』を40数年ぶりに実写映画化。監督は『マイティ・ソー』のケネス・ブラナー。
 

 「灰色の脳細胞」との異名を持つ名探偵エルキュール・ポアロは、シャーロック・ホームズに次いで人気のある探偵キャラクターだが、今作では監督のケネス・ブラナーが自ら演じている。まあ、ジョニー・デップが演じるよりは良かったのではないかと思う。ジョニー・デップが演じると『チャーリー・モルデカイ』のようになって観るに耐えない作品になっていたかもしれない(笑)。


 豪華スターに混じって『スター・ウォーズ』新シリーズのヒロイン、デイジー・リドリーも出演していたが、彼女はSF映画のヒロインよりも、こういったミステリー映画の方が似合いそうだ。


 映像的には美しい作品で、雰囲気のある作品に仕上がっているので玄人ウケする映画だと思う。読めそうで読めないオチも、さすがはアガサ・クリスティという感じ。万人ウケする映画とは言えないまでも、まずまずの良作だと思う。

【公式サイト】オリエント急行殺人事件

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アウトレイジ 最終章 [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:ビートたけし、大森南朋、西田敏行、大杉 漣、塩見三省、ピエール瀧、松重 豊、金田時男、白竜、名高達男、光石 研、岸部一徳、池内博之、津田寛治、原田泰造
監督:北野 武
時間:107分
2017年(日本)

【オフィス北野の最終作】

 『アウトレイジ ビヨンド』の続編。前作の抗争が理由で韓国の済州島に移り住み、用心棒生活をしていた大友(ビートたけし)の子分が、大阪から女遊びに来ていた花菱会の花田(ピエール瀧)とのトラブルで殺されてしまう。子分を殺されたことで怒りが収まらない大友は市川(大森南朋)を連れて日本に戻るのだった。


 相変わらずヤクザバイオレンスな北野映画だったが、先頃、急死した大杉 漣がメインキャストで出演しており、彼の遺作になってしまったので、追悼の意味も込めてレンタルしてみた。

 「アウトレイジ 最終章」というだけあって、間違いなくこれがシリーズ最終作となるだろうが、奇しくも本作はオフィス北野の最終作になってしまった。こういう血で血を洗うような悲劇的な作品を製作していると、その影響は現実にも反映されてしまうのかもしれない。今後は、もう少し明るい映画を製作した方がよいのかも…。

 しかし、名高達男にヤクザ役は無理があるかな(笑)。

【公式サイト】アウトレイジ 最終章

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スター・ウォーズ/最後のジェダイ [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:デイジー・リドリー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ
監督:ライアン・ジョンソン
時間:152分
2017年(アメリカ)

【「愛」と「夢」が希薄になった『スター・ウォーズ』】

 『スター・ウォーズ』シリーズ3部作の第3部2章にあたる作品。監督は『LOOPER ルーパー』のライアン・ジョンソン。J・J・エイブラムスは製作に回っている。


 前作はあまりパッとしない出来だったが、今作もあまりパッとしない出来だった。前評判からして大体の想像は付いていたものの、やっぱり良い意味での期待は裏切ってくれなかった。前作同様、優等生的な予定調和ムービーという感じで、胸躍るシーンは皆無だった。

 昔の『スター・ウォーズ』は、現在のようなCGが無い時代だったので、アナログ的な製作によって生まれる職人的な完成度と、愛と夢が感じられる作品だったが、CG技術全盛の時代に同じような戦闘シーンを創っても、新鮮味が感じられない。

 昔の『スター・ウォーズ』には、数々の異形の宇宙人が登場したが、現在のように様々な人種が登場することはなかった。映画の世界にまで人間社会の多様性を求め、無理矢理、黒人やアジア人を大勢起用したことで、どこか違和感のある作品になってしまった。未知の宇宙を描いた映画が、地球を描いた映画にスケールダウンしてしまった。それが違和感の正体なのだろうと思う。夢を与えるはずの映画に、現実の社会問題を投影し過ぎることによって、夢が無くなるという可笑しなことになってしまった(苦笑)。

 やっぱり、『スター・ウォーズ』の古き良き時代は終わったのかもしれない。

【公式サイト】スター・ウォーズ/最後のジェダイ

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ザ・ボディガード [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:サム・ワーシントン、オデイア・ラッシュ、アリシア・シルバーストーン、ジョエル・キナマン、アレン・リーチ
監督:ジョナサン・モストウ
時間:91分
2017年(アメリカ)

【プロローグを端折ってしまった映画】

 『アバター』のサム・ワーシントン主演のクライムアクション。監督は『ターミネーター3』のジョナサン・モストウ。
 

 簡単に言うと、題名通り、少女を殺し屋から守るボディガードの話なのだが、なぜ、ルーカス(サム・ワーシントン)が少女エラを守ることになったのかというシーンが無かったので、唐突に物語が始まった気がして、理解するまでに少しの時間を要した。テンポ良く短編にまとめた手腕は評価できるが、プロローグを10分程追加していれば、さらに感情移入して面白くなっていたと思う。

 B級映画ながら、ジョナサン・モストウ監督らしく、キレのあるアクション映画に仕上がっているので、暇つぶしに観るにはちょうどよい映画だと思う。

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