スター・ウォーズ/最後のジェダイ [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:デイジー・リドリー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ローラ・ダーン、ベニチオ・デル・トロ
監督:ライアン・ジョンソン
時間:152分
2017年(アメリカ)

【「愛」と「夢」が希薄になった『スター・ウォーズ』】

 『スター・ウォーズ』シリーズ3部作の第3部2章にあたる作品。監督は『LOOPER ルーパー』のライアン・ジョンソン。J・J・エイブラムスは製作に回っている。


 前作はあまりパッとしない出来だったが、今作もあまりパッとしない出来だった。前評判からして大体の想像は付いていたものの、やっぱり良い意味での期待は裏切ってくれなかった。前作同様、優等生的な予定調和ムービーという感じで、胸躍るシーンは皆無だった。

 昔の『スター・ウォーズ』は、現在のようなCGが無い時代だったので、アナログ的な製作によって生まれる職人的な完成度と、愛と夢が感じられる作品だったが、CG技術全盛の時代に同じような戦闘シーンを創っても、新鮮味が感じられない。

 昔の『スター・ウォーズ』には、数々の異形の宇宙人が登場したが、現在のように様々な人種が登場することはなかった。映画の世界にまで人間社会の多様性を求め、無理矢理、黒人やアジア人を大勢起用したことで、どこか違和感のある作品になってしまった。未知の宇宙を描いた映画が、地球を描いた映画にスケールダウンしてしまった。それが違和感の正体なのだろうと思う。夢を与えるはずの映画に、現実の社会問題を投影し過ぎることによって、夢が無くなるという可笑しなことになってしまった(苦笑)。

 やっぱり、『スター・ウォーズ』の古き良き時代は終わったのかもしれない。

【公式サイト】スター・ウォーズ/最後のジェダイ

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