ザ・シューター [DVD評価]
MOVIE評価(70点)
出演:ライアン・フィリップ、シャンテル・ヴァンサンテン、シンシア・アダイ=ロビンソン、オマー・エップス、エディ・マクリントック、トム・サイズモア、デズモンド・ハリントン、ウィリアム・フィクナー
監督:ジョン・ラヴィン
時間:415分
2016年(アメリカ)
【映画版の斜め上をいくドラマ】
スティーヴン・ハンターの小説『極大射程』を実写ドラマ化。マーク・ウォールバーグ主演の映画『ザ・シューター/極大射程』のテレビドラマ版になる。
『ザ・シューター/極大射程』はそれほど面白いとは思わなかった記憶があったので、ドラマ版もパスしていたが、予告編を観て面白そうだという直感が湧いたので、試しにレンタルしてみた。
結果の方は、直感通り、良く出来た面白いドラマだった(笑)。
やはり、このての小説は映画にするとストーリーを短縮し過ぎて面白くなくなるのだろうと思う。長編ドラマにすれば、伏線等もキッチリ描くことができるので、映画版にはない醍醐味が味わえる。
主役のライアン・フィリップはパッケージを見ると少し軟弱そうに見えるが、アクション俳優として意外にも様になっており、吹替の加瀬康之のクールさが加わり、味のあるキャラクターに仕上がっている。加瀬康之は『デクスター』でデズモンド・ハリントンの声を担当していた声優だが、そのせいか本作に出演しているデズモンド・ハリントンの声は別の声優に変わっていた。
『フラッシュ』に準レギュラー(スピヴォット役)で出演していたシャンテル・ヴァンサンテンが本作のヒロインを演じているが、随分と大人っぽくなっていて驚いた。今後、有名女優に化けそうな気がする。
ストーリーは、大統領狙撃犯として罠に嵌められた男の逃亡&復讐ドラマということで、『逃亡者』風のエンタメドラマという感じ。アクションもサスペンスもツボを押さえた作りになっており、観ていて飽きない。終始だれることなく緊張感を保っており、ラストのオチに思わずニンマリ。最近の海外ドラマではかなりの良作の部類に入るドラマだと思う。
【公式サイト】ザ・シューター
スポンサーリンク