DESTINY 鎌倉ものがたり [DVD評価]

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MOVIE評価(45点)

出演:堺 雅人、高畑充希、堤 真一、中村玉緒、安藤サクラ、ムロツヨシ、要 潤、國村 隼、古田新太、鶴田真由、薬師丸ひろ子、吉行和子、三浦友和
監督:山崎 貴
時間:129分
2017年(日本)

【ほのぼの系『千と千尋の神隠し』】

  西岸良平のコミック『鎌倉ものがたり』を実写映画化。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎 貴。


 堺 雅人が探偵のような格好をした映画ポスターだったので、てっきり探偵ものかと思っていたが、実は違っていた。ミステリー作家を主人公にしたファンタジードラマだった。
 題名の付け方からして『ALWAYS 三丁目の夕日』と似ているが、内容の方もどことなく郷愁感を感じさせるほのぼの系のドラマだった。

 ストーリー的にはベタなミステリーであり、予定調和ムービーという感じで、昨今のドンデン返し系やイヤミス系が流行りの時代にはちと浮いた感じのする映画だった。
 黄泉の国のCG描写はなかなか頑張っているなあとも思えたが、黄泉の国と言うよりも妖怪の世界という感じで、どことなく『千と千尋の神隠し』に通じるものがある。


 『ALWAYS 三丁目の夕日』が昔懐かしい日本の街の情景を描いた映画なら、本作は、昔懐かしい日本の妖怪の世界の情景を描いた映画という感じだろうか(笑)。ところで、本作に登場する死神の姿は『死神くん』のパクリだろうか(笑)。


【公式サイト】DESTINY 鎌倉ものがたり

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ダークタワー [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー、キム・スヒョン、フラン・クランツ
監督:ニコライ・アーセル
時間:95分
2017年(アメリカ)

【実体はSF空想西部劇】

 スティーブン・キングが30年間にわたって書き続けてきたライフワーク的小説『ダーク・タワー』を実写映画化。

 全7作にも及ぶ長編ダーク・ファンタジーを僅か95分で描いているせいか、テンポは非常に早い。それだけ無駄なシーンが無いということなので、眠気を催す暇もなくあっという間にラストまで進む。

 内容的には、キングの妄想を描いたSFであり、現実とは異なる中間世界に現実世界の均衡を保っている塔があり、その塔を護る勢力(ガンスリンガー)と破壊しようとする勢力(黒衣の男)の抗争を描いた作品。「黒衣の男」を演じているマシュー・マコノヒーの風貌はまさに悪魔を彷彿とさせる。

 少年ローランドは生まれつき特殊な能力を有していて、夢の中でその中間世界を垣間見ることができる。家族や知人にその話をしても誰からもまともには受け取ってもらえず、仕舞いには施設(精神病院)への入院を薦められるローランド。しかし、その施設から迎えに来たスタッフが、実は…という荒唐無稽な設定。
 ある意味、本物の霊能者が現実では異端者扱いされるのと似ていると言えるのかもしれない。天才と○○は紙一重と言って、凡人には天才も○○も同じように見えてしまうという、よくある設定のSFファンタジーだとも言えるだろうか。

 しかし本作の見所は、そういったメンタルな部分ではなく、ガンアクションにある。「ガンスリンガー」のイドリス・エルバの神技的な拳銃さばきが本作の1番の見所となっている。言わば、SF空想西部劇、それが本作の正しい楽しみ方だろうと思う。

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レディ・ガイ [DVD評価]

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MOVIE評価(25点)

出演:ミシェル・ロドリゲス、シガニー・ウィーバー、トニー・シャルーブ、アンソニー・ラパリア、ケイトリン・ジェラード
監督:ウォルター・ヒル
時間:96分
2016年(アメリカ)

【中途半端なタランティーノ映画という感じ】

 『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス主演のクライム・スリラー。監督は『48時間』のウォルター・ヒル。
 

 男の殺し屋が銃で撃たれて意識を失い、目覚めると身体が女になっていたというシチュエーションの本作。元々、男勝りなイメージのミシェル・ロドリゲスには打ってつけの役柄だが、逆に元々、色気のないミシェル・ロドリゲスの全裸シーンは不要だったと思う(笑)。

 興味深い設定ながら、ストーリーは陳腐でアクションもイマイチ、感情移入もできないし、エンタメ度も低いので、全く面白みがない。タランティーノ映画風でありながらも、やっぱり本家には敵わない。

 はっきり言って、時間の無駄だった(苦笑)。

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グレイテスト・ショーマン [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ
監督:マイケル・グレイシー
時間:104分
2017年(アメリカ)

【ボリウッド映画のようなミュージカル映画】

 実在した興行師P・T・バーナムの半生を描いた作品。

 映画公開時から異常なまでに評判の高かった本作。果たしてその評判は本当なのかを確かめるため、レンタルしてみた。

 予告編から、サーカスを創造した人の成功物語だということは分かっていたが、同じくヒュー・ジャックマン主演の『レ・ミゼラブル』同様、本作もミュージカル映画だった。個人的にミュージカルはあまり好みではないので、ガクッときてしまった(笑)。

 映画の台詞をミュージカル仕立てにするより、普通に演出した方が感情移入できると思うのだが、そんなことはお構い無しにストーリーは進んでいく。本作の場合、ダンスシーンが多いので、ボリウッド映画に近い。ボリウッド映画は感情をダンスでイメージ表現するが、ハリウッド映画は台詞込みのダンスなので、どこかシラケてしまう(笑)。

 現代ハリウッドで流行りのマイノリティーの存在感を強調した映画なので、アカデミー賞の有力候補と言えるのかもしれないが、内容的には意外にも平凡なサクセスストーリーだった。残念。

【公式サイト】グレイテスト・ショーマン

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沈黙法廷 [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:永作博美、市原隼人、田中哲司、杉本哲太、臼田あさ美、大倉孝二、甲本雅裕、藤本 泉、菜葉菜、尾上寛之、北村総一朗
監督:村上牧人、東田陽介
時間:254分
2017年(日本)

【謎の女性を永作博美が怪演】

 佐々木 譲の同名小説『沈黙法廷』をWOWOWが実写ドラマ化(全5話)。

 訳あって老人宅の家事代行をしている謎の女性の周りで次々に老人が死亡する事件が発生。当然、疑いの目はその女性に向けられる。少し前に実際に起こった連続不審死事件をモチーフにしたドラマなのかな?と思ったものの、ストーリーが進むに連れて少し違うドラマかも…という疑念が生じた。しかし、永作博美演じる主人公の女性があまりにも掴み所のない謎の存在のままなので、最後までオチが読めなかった(笑)。

 このオチは意外と言うか、少し無理があると言うか…。それでも、ドラマとしては飽きずに最後まで観ることができたので良しとしよう。
 しかし、なぜパッケージの永作博美は裸なのか、よく解らない(笑)。

 純情な男性を演じる市原隼人が工場から警察まで走るシーンがあったが、自転車やタクシーで行くことも考えずに数キロ(?)もある距離を全力疾走するシーンは笑えた。これは演出的にやり過ぎじゃね?という意味で(笑)。

 最後に、以前にも書いたと思うが、5話のドラマをDVD3枚に分けるのは止めて欲しい。『アキラとあきら』は9話を4枚に収めていたので物理的(経済的)にも好感が持てたが、これはいただけない。レンタルする気を失うという意味で。


 本作は「TSUTAYA先行レンタル」作品です。

【公式サイト】沈黙法廷

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