15時17分、パリ行き [DVD評価]

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MOVIE評価(35点)

出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン
監督:クリント・イーストウッド
時間:94分
2018年(アメリカ)

【想定外に退屈な映画】

 2015年に発生した「タリス銃乱射事件」を実写映画化。監督はクリント・イーストウッド。

 オランダからパリに向かう高速列車タリス内に、たまたま乗り合わせていた3人の若者が犯人を取り押さえたことで有名になった。その有名になった3人をそのまま起用して映画化したという意欲作。

 銃乱射事件をノン・フィクション的にリアルに描いた作品かと思っていたが、実際に観てみると、ずいぶんとイメージと違っていた。事件を描いた映画ではなく、事件に遭遇するまでの3人の人生を描いた映画だった。どういう経緯で3人は運命の事件に導かれたのか?というスタンスで描かれているのだが、斬新とは言え、かなり退屈な映画だった。普通の日常生活を延々と観せられてもなあ…(笑)。

 『アメリカン・スナイパー』に『ハドソン川の奇跡』と、最近は少し小ぶりな映画が目立つイーストウッド監督。ファンとしては『チェンジリング』や『ヒア アフター』のような作品を首を長くして待っているのだが、これではね(笑)。
 
 

【公式サイト】15時17分、パリ行き

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