キング・オブ・トロール 勇者と山の巨神 [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:ヴェビァルン・エンガー、マッズ・シェーゴード・ぺテルセン、エリアス・ホルメン・ソーレンセン、エイリ・ハーボー、アラン・ハイド
監督:ミケル・ブレネ・サンデモーセ
時間:104分
2017年(ノルウェー)

【意外にも正統派の冒険ファンタジー】

 ノルウェーで記録的大ヒットしたという冒険ファンタジー。

 物語の世界観は『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』の如く、まんまロールプレイングゲームの世界。独特な美しい北欧の森が雰囲気を盛り上げる。
 

 主役の男女は、北欧らしく(?)中途半端な美男美女というのが御愛嬌だが、ストーリーそのものは至って王道の冒険ファンタジーだった。森の魔女やトロールの造形も北欧独特で興味をそそられる。物語が始まって10分程でオチが読めてしまうというシンプルさもグッド(笑)。

 アメリカやイギリス映画のように洗練されているというわけではないが、そこ(垢抜けないところ)が逆に新鮮だった。見てくれはB級映画だが、意外にも、子供も大人も楽しめる良作だと思う。

【公式サイト】キング・オブ・トロール 勇者と山の巨神

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レザーフェイス 悪魔のいけにえ [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:スティーヴン・ドーフ、リリ・テイラー、サム・ストライク、ヴァネッサ・グラッセ、フィン・ジョーンズ、ジェシカ・マドセン、ジェームズ・ブルーア、サム・コールマン
監督:ジュリアン・モーリー、アレクサンドル・バスティロ
時間:88分
2017年(アメリカ)

【レザーフェイスは誰だ?】

 ホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』の前日譚。2017年に亡くなったトビー・フーパー監督の最後のプロデュース作品でもある。


 伝説の殺人鬼レザーフェイスの誕生秘話を描いた作品とのことで、少年時代と青年時代の2パートが描かれているのだが、青年時代にはちょっとした捻りが用意されており、誰もが「えッ!?」と騙されること必至。『悪魔のいけにえ』に捻りを入れてくるとは想定外だった(笑)。

 ソーヤー家のファミリーがイカレているのはもとより、脇役のイカレ具合も酷かった。この辺は、さすがは18禁ホラーといったところ。『死霊館』のリリ・テイラーや『ブレーキ』のスティーブン・ドーフ、『アイアン・フィスト』のフィン・ジョーンズなど、有名俳優が脇を固めている。
  

 本作は「ゲオ先行レンタル」始まって以来のメジャータイトルです(笑)。

【公式サイト】レザーフェイス 悪魔のいけにえ

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 [DVD評価]

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MOVIE評価(40点)

出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ
監督:スティーブン・スピルバーグ
時間:116分
2017年(アメリカ)

【スピルバーグ監督の退屈過ぎる映画】

 メリル・ストリープとトム・ハンクスという大物俳優が初共演した社会派ドラマ(実話)。監督はスティーブン・スピルバーグ。

 本作は「ペンタゴン・ペーパーズ」というアメリカ国防総省の最高機密文書の存在を追ったサスペンス映画だが、正直、かなり退屈だった。
 最近、このての実話を描いた映画がハリウッドの流行りなのか、最近観た映画でも『ザ・シークレットマン』や『ゲティ家の身代金』という映画があった。過去のアメリカで起こった事件を描いているという意味では、どれも似たり寄ったりだが、本作は飛び抜けて退屈だった。スピルバーグ監督作なので世間の評価は高いが、この3本の中では断トツの退屈な映画だった。
 

 実話を描いた映画は、無駄な会話シーンが多い…というか、半分以上はどうでもいいような会話シーンなので、余程上手く作らないと2時間ももたない。本作などは本編が30分程度で、残りは何の変哲もない会話で、観るだけ時間の無駄という感じ。ビッグネームに騙されないように注意しよう(笑)。

【公式サイト】ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書

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ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男 [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ
監督:ジョー・ライト
時間:125分
2017年(イギリス)

【『ダンケルク』のアウトサイドストーリー】

 イギリスの有名な政治家ウィンストン・チャーチルの活躍を描いた歴史ドラマ。ゲイリー・オールドマンの特殊メイクが話題にもなった映画だ。監督は『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』のジョー・ライト。


 政治家チャーチルが、なぜ、その時代の英雄になれたのかがよく解るドラマだった。歴史に名を残す政治家というのは、やっぱり一味違うというのがよく解る。「言葉という武器を戦場に持ち込んだ男」というのが実にニクい。

 本作を観ると、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』のバックグラウンドで起こっていた出来事が解るようになっている。意味不明だった『ダンケルク』のアウトサイドストーリーとして観るのも一興かもしれない(笑)。


【公式サイト】ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男

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ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:オールデン・エアエンライク、エミリア・クラーク、ウディ・ハレルソン、ドナルド・グローヴァー、タンディ・ニュートン、ポール・ベタニー
監督:ロン・ハワード
時間:135分
2018年(アメリカ)

【本家よりも『スター・ウォーズ』らしい作品】

 『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』に続くスピンオフドラマ第2弾。監督はロン・ハワード。


 本家の『スター・ウォーズ』がイマイチな作品になってしまったせいもあるのか、スピンオフとして製作されている作品の方が『スター・ウォーズ』らしいというのは大いなる皮肉だ。
 本作は若き日のハン・ソロを描いた作品だが、ハン・ソロを演じているオールデン・エアエンライクがハリソン・フォードとあまり…というか全然似ていない(笑)。
 ハリソン・フォードは、もう少し愛嬌のある二.五枚目キャラなので、普通のイケメンキャラではそれらしく見えない…と、重箱の隅をつつくような真似は止めておこう(笑)。

 ロン・ハワードが監督しているせいもあるのか、きちんとエンタメしておりテンポも良い。長編でも退屈することなくサクサク進むストーリーが好印象だった。陰気になった本家の『スター・ウォーズ』よりも、陽気なタッチの本作の方が圧倒的に面白く、万人向けに仕上がっていると思う。

【公式サイト】ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー

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インシディアス 最後の鍵 [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:リン・シェイ、リー・ワネル、アンガス・サンプソン、カーク・アセヴェド、スペンサー・ロック、ケイトリン・ジェラード、ブルース・デイヴィソン、ジョシュ・スチュワート、テッサ・フェレール
監督:アダム・ロビテル
時間:103分
2018年(アメリカ)

【安定の『インシディアス』シリーズ】

 『インシディアス』シリーズ第4作目。時系列的には、『3』→『4』→『1」→『2』となっている。


 本作はエリーズ(リン・シェイ)が主演のホラーであり、パトリック・ウィルソンとローズ・バーンは基本的(?)に出演していない。そのせいか、本作はDVDスルー(=日本での映画未公開)となったが、内容的には劇場公開してもおかしくない出来だった。

 エクソシスト系のホラー映画としては、かなり良作の部類に入る本シリーズ。まだまだ続編は続きそうだ。

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デス・レース4 アナーキー [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:ザック・マッゴーワン、ダニー・グローヴァー、ダニー・トレホ、ヴェリスラフ・パブロフ、フレッド・コーラー
監督:ドン・マイケル・ポール
時間:111分
2017年(アメリカ)

【声優の割当てが…】

 バイオレンス・カーアクション『デス・レース』シリーズの第4弾。『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソンが監督を務めたのは1作目だけで、2からは製作と脚本を担当している。



 シリーズ1作目がジェイソン・ステイサム、2と3がルーク・ゴスで、本作ではザック・マッゴーワンが主役に抜擢されている。
 「ザック・マッゴーワンって誰?」と言う人がいるかもしれないが、ジョン・バーンサルを少しハンサムにしたような俳優だ(笑)。

 シリーズ1作目と2作目は面白い作品だったが、3作目で大きくトーンダウンした本シリーズ。4作目で挽回となるか?と期待したが、残念ながら挽回したとまでは言えない出来映えだった。ド派手なアクションシーンはそれなりに見応えがあるが、ストーリー的には特に変わりばえしない普通の出来だった。

 挽回するためには、ドウェイン・ジョンソンでも起用して、ポール・W・S・アンダーソンが監督しないと無理なのかもしれない(笑)。

 最後に、本作の日本語吹替版は顔と声が合っていない人が多く、吹替えに慣れていないと思える声優もいるので、オリジナル音声で観た方がよいかもしれません(笑)。

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パシフィック・リム:アップライジング [DVD評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ジョン・ボイエガ、ケイリー・スピーニー、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、チャーリー・デイ、ジン・ティエン
監督:スティーヴン・S・デナイト
時間:111分
2018年(アメリカ)

【新田真剣佑はいずこに…】

 ギレルモ・デル・トロが監督して大ヒットした『パシフィック・リム』の続編。今作の監督は『スパルタカス』シリーズのスティーヴン・S・デナイトが担当し、ギレルモ・デル・トロは製作に回っている。
 

 本作は映画公開時から不評が目立ち、前作よりもかなりトーンダウンしているという噂が立っていたので映画館に行かなかったという経緯のある作品だが、実際に観てみると、不評の正体が判った。そして、内容の方は思ったよりも面白かった(笑)。

 まず、不評の正体だが、これも中国資本が入った映画であり、大量に中国人キャストが登場し、舞台も中国であるところが嫌気されたのだろうと思う。ラストの舞台こそ日本ということになっているが、東京の街並は中国の未来都市という感じだし、富士山のCGもショボい。加えて、前作の主人公、菊地凛子が序盤でアッサリ退場というのも不評を買った理由だろうと思う。

 主人公の黒人青年ジョン・ボイエガは、前作で死亡したイドリス・エルバの息子という設定になっている。ジョン・ボイエガと言えば、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で不評を買ったこともあり、当初、大丈夫かな?と思ったが、本作ではなかなか好感度の高い演技をしており、名誉挽回作となった感がある。
 中国資本ということで、またまた『グレートウォール』のジン・ティエンが出演していたが、菊地凛子の代わりがジン・ティエンになってしまったという感じ(笑)。これが不評の1番の原因かもしれないが、役柄的には『MEG』のリー・ビンビンと似ている。
 巨大ロボットのリアルさは、『トランスフォーマー』超えという感じで、かなり力が入っている。ストーリー的にもマンネリ感がハンパない『トランスフォーマー』に飽きた人には新鮮に映るかもしれない。
  

 結論としては、前作にそれほど劣るとは思えなかった。テンポの良さや映像の明るさも今作の方が勝っている。前作は暗い感じの映像が多かったと記憶しているが、今作は非常に明るいタッチの映像で、観やすいエンタメ映画に仕上がっていると思う。

 ということで、あまり世間の評判はあてにせず、レンタルしましょう(笑)。

【公式サイト】パシフィック・リム:アップライジング

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パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け [DVD評価]

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MOVIE評価(50点)

出演:ニキータ・ヴォルコフ、オルガ・ボロフスカヤ、ユリア・ペレシド、エフゲニー・ツィガノフ、ヴィレン・バビシェフ
監督:セルゲイ・モクリツキー
時間:116分
2018年(ロシア)

【ストーリーよりも雰囲気だけの映画】

 『ナイト・ウォッチ』の原作者セルゲイ・ルキヤネンコのSFアクションファンタジーを実写映画化。監督は『ロシアン・スナイパー』のセルゲイ・モクリツキー。


 一言で言えば、ある若者がパラレルワールドの入り口のゲートキーパー(門番)になってしまうというSFもの。主人公は特に二枚目でもなく冴えない感じで、どことなくタランティーノ監督に似ているのが印象的だった。タランティーノ監督はアメリカ人だが、「クエンティン」というファーストネームは、よく考えるとロシア系の名前なので、実はタランティーノはロシア人なのかもしれない(笑)。

 異世界の門番という一風変わった異色の物語なので、そのてのSF(例えば『インセプション』とか)が好きな人なら向いているかもしれないが、普通の人にはあまり向いていないかも…。と言っても、『インセプション』のような奥の深い映画ではなく、雰囲気だけが魅力の映画だと言える。


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ピーターラビット [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:ジェームズ・コーデン、ローズ・バーン、ドーナル・グリーソン、マーゴット・ロビー、エリザベス・デビッキ、サム・ニール
監督:ウィル・グラック
時間:95分
2018年(アメリカ・オーストラリア・イギリス)

【名作CG映画の誕生】

 イギリスの名作絵本『ピーターラビット』を実写映画化。

 てっきり上品で冗長なイギリス映画だと思っていたのだが、観てみると意外にテンポのよい作品だったので、アレッ?と思い確認してみると、ハリウッド映画だった(笑)。正確に言えば、オーストラリアとイギリスとの合作なのだが、メインストリームはアメリカなのだろう。イギリス的で上品な絵柄とアメリカ的なエンタメ要素が上手く融合された作品に仕上がっている。
 現実とCGの融合もここまで来たかという感じで、全く違和感なく溶け込んでいる。

 当初、やり過ぎ感のあるラビット達の悪戯が腹立たしく、憎たらしくも感じたが、そこはハリウッド、引っ張るだけ引っ張って上手く伏線を回収し、お約束通りのハッピーエンド。

 シンプルながらも、大人から子供まで幅広く楽しめる名作CG映画の誕生だ。

【公式サイト】ピーターラビット

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