パシフィック・リム:アップライジング [DVD評価]
MOVIE評価(75点)
出演:ジョン・ボイエガ、ケイリー・スピーニー、スコット・イーストウッド、菊地凛子、新田真剣佑、チャーリー・デイ、ジン・ティエン
監督:スティーヴン・S・デナイト
時間:111分
2018年(アメリカ)
【新田真剣佑はいずこに…】
ギレルモ・デル・トロが監督して大ヒットした『パシフィック・リム』の続編。今作の監督は『スパルタカス』シリーズのスティーヴン・S・デナイトが担当し、ギレルモ・デル・トロは製作に回っている。
本作は映画公開時から不評が目立ち、前作よりもかなりトーンダウンしているという噂が立っていたので映画館に行かなかったという経緯のある作品だが、実際に観てみると、不評の正体が判った。そして、内容の方は思ったよりも面白かった(笑)。
まず、不評の正体だが、これも中国資本が入った映画であり、大量に中国人キャストが登場し、舞台も中国であるところが嫌気されたのだろうと思う。ラストの舞台こそ日本ということになっているが、東京の街並は中国の未来都市という感じだし、富士山のCGもショボい。加えて、前作の主人公、菊地凛子が序盤でアッサリ退場というのも不評を買った理由だろうと思う。
主人公の黒人青年ジョン・ボイエガは、前作で死亡したイドリス・エルバの息子という設定になっている。ジョン・ボイエガと言えば、『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で不評を買ったこともあり、当初、大丈夫かな?と思ったが、本作ではなかなか好感度の高い演技をしており、名誉挽回作となった感がある。
中国資本ということで、またまた『グレートウォール』のジン・ティエンが出演していたが、菊地凛子の代わりがジン・ティエンになってしまったという感じ(笑)。これが不評の1番の原因かもしれないが、役柄的には『MEG』のリー・ビンビンと似ている。
巨大ロボットのリアルさは、『トランスフォーマー』超えという感じで、かなり力が入っている。ストーリー的にもマンネリ感がハンパない『トランスフォーマー』に飽きた人には新鮮に映るかもしれない。
結論としては、前作にそれほど劣るとは思えなかった。テンポの良さや映像の明るさも今作の方が勝っている。前作は暗い感じの映像が多かったと記憶しているが、今作は非常に明るいタッチの映像で、観やすいエンタメ映画に仕上がっていると思う。
ということで、あまり世間の評判はあてにせず、レンタルしましょう(笑)。
【公式サイト】パシフィック・リム:アップライジング
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