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MEG ザ・モンスター [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、ソフィヤ・ツァイ、レイン・ウィルソン、ジェシカ・マクナミー、ルビー・ローズ、クリフ・カーティス、マシ・オカ
監督:ジョン・タートルトーブ
時間:113分
2018年(アメリカ)

【メガロドン vs ステイサム】

 200万年前に絶滅したとされる体長20メートル超の巨大鮫メガロドンとの戦いを描いた海洋パニックアクション。監督は『ナショナル・トレジャー』シリーズのジョン・タートルトープ。


 エンタメ映画の定番ジャンルでもあるサメ映画にジェイソン・ステイサムが主演とくれば観ないわけにはいかない。しかし、世間の評判があまり芳しくなかったので少し迷ったものの、ここは自分の直感を信じて映画館に足を運んできた。

 結果的には「悪くないじゃん」という感じで、それなりのエンタメ映画に仕上がっていた。本作の低評価の大きな理由は、中国資本の映画であることと、反日女優として有名なリー・ビンビンがヒロインを演じているところなのかもしれない(笑)。

 2時間足らずの映画だが、前半1時間は前振りという感じでMEG(メガロドン)はあまり登場しないが、後半はテンポよくMEGが登場する。MEGとステイサムの闘いはほとんど漫画の世界だが、クライマックスの『トランスポーター』ばりのアクションには思わず頬の筋肉が緩んでしまった。まさにステイサムでなければ成り立たない映画とも言える。

 ただ、少し脚本が雑なところが気になった。スーイン(ビンビン)がジョナス(ステイサム)に惚れるツンデレタイミングが間違っているのがイタイ。1度目の命を救われた後では敵視していたはずなので、2度目に命を助けられた時に惚れなければいけないのだが、どういう訳か、敵視していたすぐ後に惚れるという可笑しなことになっている(笑)。

 これまでメガロドンと言えば『ブルーサヴェージ』だったが、ようやく世代交代となりそうだ。これからはメガロドンと言えば『MEG』、これで決まりだ。


【公式サイト】MEG ザ・モンスター

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ミッション:インポッシブル フォールアウト [映画評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:トム・クルーズ、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、アンジェラ・バセット、ミシェル・モナハン、ヘンリー・カヴィル、アレック・ボールドウィン
監督:クリストファー・マッカリー
時間:147分
2018年(アメリカ)

【M:Iシリーズの集大成】

 『ミッション:インポッシブル』シリーズ第6弾。

 今作には前作に登場したレベッカ・ファーガソンや、シリーズ3・4作目に登場したミシェル・モナハンが出演しているので、以前の作品のストーリーを知らない人や覚えていない人には少し取っ付きにくいかもしれない。かくいう私も、ほとんど忘れていたので、誰だったかな…という感じで観ていた。それでも、なんとか理解できるストーリーなので、特に前作を予習する必要もないと思う。

 上映時間が150分近くあり大作感のある映画となっているが、これまでシリーズで培ってきたアクションの集大成という感じで、ヘリコプター、バイク、ロッククライミング、スカイダイビング、カーチェイス、バイクチェイス、全力疾走(笑)と、てんこもり状態。トム・クルーズが撮影中に骨折したというだけあって、CGに頼らない生身のスタントが新鮮だ。

 かつて『007』のオーディションで2位になったこともあるヘンリー・カヴィルがスパイ役で登場しているのも見所の1つとなっている。ラストのオチがチト平凡過ぎるかなという印象だったが、総じてエンタメに徹しており、中弛みすることなく一気に駆け抜ける。久しぶりにウトウトせずに観ることができた(笑)。

【公式サイト】ミッション:インポッシブル フォールアウト

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アベンジャーズ インフィニティ・ウォー [映画評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、ポール・ベタニー、エリザベス・オルセン、チャドウィック・ボーズマン、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタン、トム・ヒドルストン、イドリス・エルバ、クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ、グウィネス・パルトロウ、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
時間:150分
2018年(アメリカ)

【ホークアイはいずこに…】

 マーベル映画の集大成とも言える『アベンジャーズ』シリーズ最新作。
 このゴールデンウィークにこれを観ずして何を観るのか?というぐらいのインパクトのある超娯楽大作だった。

 マーベルコミックヒーローが大集結…と言っても、なぜかホークアイとアントマンがいなかった。アントマンは次回作がもうすぐ公開されるという事情があるのかもしれないが、ホークアイはスピンオフも無さそうなので、更に陰が薄くなってしまった(笑)。

 冗談は置いておいて、本作『インフィニティ・ウォー』は150分もある長編ながら、噂通り「前編」に位置付けされる作品だった。「後編」は来年公開されるということなので、結末はお約束通り、クリフハンガー的なラストで締めくくられている。こうなると普通は消化不良になるところだが、濃密な150分だったせいもあるのか、それほど消火不良感はなく、早く続きが観たいという気持ちの方が強くなる。実に商売上手なマーベル作品だった。変身したハルクの活躍を「後編」にまでジラす戦略も上手い(笑)。

 『スパイダーマン』の続編も来年公開される予定なので、「後編」の展開が少し読めてしまう(?)が、それは御愛嬌ということで(笑)。
 来年公開される『キャプテン・マーベル』(主演はブリー・ラーソン)が「後編」で重要な役割を担うそうなので、ひょっとするとマーベル版の『ワンダーウーマン』を狙っているのかもしれない。

 最後に、『デッドプール』は「後編」にも登場しないことが判明した。なぜかって? 『デッドプール2』にサノス役のジョシュ・ブローリンが別キャラで出演しているから(笑)。

【公式サイト】アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

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ジオストーム [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュ、アレクサンドラ・マリア・ララ、ダニエル・ウー、エウヘニオ・デルベス、エド・ハリス、アンディ・ガルシア
監督:ディーン・デブリン
時間:109分
2017年(アメリカ)

【『24』の三代目はアビー・コーニッシュで決まり】

 気候をコントロールできる人工衛星の暴走を描いたディザスター・パニックアクション。監督は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』のディーン・デブリン。

 映画館で観るかどうか迷ったものの、世間の評価が思いのほか良いようなので、映画館に足を運んできた。

 ディザスターパニック映画はエンタメ映画の鉄板ジャンルでもある。ここ10年位では『2012』や『カリフォルニア・ダウン』が有名だが、果たして本作は前2作を超えることができるのか? これが1番気になるところだったが、衝撃度という意味では残念ながら前2作を超えることはできなかった。と言うよりも、本作は単なる気候変動によるディザスターパニック映画ではなく、科学的な陰謀サスペンスにディザスターパニックを付け足したような映画なので、ジャンル的にはSFサスペンス・アクションということになる。

 世間の噂では、テレビコマーシャルはディザスターシーンの一部のみということだったので、どれほどの破壊シーンが登場するのかと期待したが、予想の範疇を超えるほどではなかった。
 それでも、エンタメ映画としては及第点が付けられるレベルの映画なので、映画館で観ても損はしないとは思う。

 見所は、女性シークレットサービス役のアビー・コーニッシュの奮闘ぶりだろうか。どことなく顔がキーファー・サザーランドに似ているので、『24』の三代目の主人公はアビー・コーニッシュで決まりかも(笑)。

 そのアビー・コーニッシュの吹替えの声はブルゾンちえみだった。少し仏頂声ながら、それほど気にならないレベルなので、吹替え版で観てもよいかも(笑)。

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キングスマン:ゴールデン・サークル [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:タロン・エガートン、コリン・ファース、マーク・ストロング、ハル・ベリー、チャニング・テイタム、ペドロ・パスカル、ジェフ・ブリッジス、エルトン・ジョン、ジュリアン・ムーア
監督:マシュー・ボーン
時間:140分
2017年(イギリス)

【スパイスの効いた大人のエンタメスパイ映画】

 過激で斬新なスパイ映画ということで大ヒットした『キングスマン』の続編。監督は前作に引き続きマシュー・ボーン。

 前作がかなりの衝撃作だったこともあり、その続編ともなると、前作を超えることができるかどうかに注目が集まる。前作をDVDで観た人は「映画館で観ればよかった…」と後悔した人も多かったと思う。で、今作はどうなのか? これが1番気になるところだろうと思う。

 今作も過激なところはそのまま踏襲されている。チャニング・テイタムやペドロ・パスカル等、タランティーノ映画のような配役で、内容的にもタランティーノが喜びそうなお下劣な演出は今作でも健在だった(笑)。しかし少々、過激過ぎるかな…というのが正直なところで、一応、PG12作品ということになっているが、R15ぐらいが妥当かもしれない。

 同じイギリス映画でも『007』シリーズの場合、残酷な殺人シーンは隠すことで成り立っていたが、本作の場合、隠さずにそのままグ○シーンを見せるという徹底ぶり。本作を観れば、時代は建前社会から本音社会に移行しつつあることを嫌というほどに思い知らされる(笑)。

 抜群のカメラワーク、スタイリッシュでスマートな演出は、いかにもマシュー・ボーン作品という感じで、長編でも眠くなることはなく観ていて飽きない。アクションエンタメ映画としては最高の部類に入る作品だが、過激過ぎるところで判断が分かれるかもしれない。大人が観る分にはOKだが、子供はNGかな(笑)。

 総合的には前作よりも少し落ちるかなという程度なので、映画館で観ても損はしないレベルは保たれていると思う。

【公式サイト】キングスマン:ゴールデン・サークル

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ジャスティス・リーグ [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、エズラ・ミラー、レイ・フィッシャー、ジェレミー・アイアンズ、ダイアン・レイン、J・K・シモンズ、コニー・ニールセン、アンバー・ハード、キーラン・ハインズ
監督:ザック・スナイダー
本編:121分
2017年(アメリカ)

【『アベンジャーズ』化した『ジャスティス・リーグ』】

 マーベルの『アベンジャーズ』の対抗馬であるDCの『ジャスティス・リーグ』が遂に解禁。ちょうど祝日だったこともあり、初日に観に行ってきた。

 本作は前作『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から数ヶ月後の世界が舞台になっており、スーパーマンがいなくなった世界で新たな巨大な悪が出現するというストーリーになっている。

 前作で、脇腹を刺されイエス・キリストのような死に方をしたスーパーマンは、ザック・スナイダー的には「救世主」という深い意味合いで描かれていたのだと思う。しかし、本作の撮影途中でザック・スナイダーの娘が急逝したため、途中で監督を降板することになり、映画の雰囲気が少し変わってしまった。
 代役として監督に就いたのが『アベンジャーズ』の監督として知られるジョス・ウェドンだったせいか、本作は、これまでのダークでメタファーに満ちたザック・スナイダー色が薄くなり、『アベンジャーズ』的な明るい雰囲気も加味されている。それが良かったのか悪かったのか分からないが、どうやらアメリカでは裏目に出てしまったようだ。しかし日本の場合は、単純な映画を好む人が多いので、逆にウケるかもしれない(笑)。

 本作には新キャラが3人(アクアマン、フラッシュ、サイボーグ)登場するが、やはりワンダーウーマンの存在感が際立っていた。映画に締まりを与える意味でも「紅一点」は重要だと改めて実感した。まあ、本作には、エイミー・アダムスやアンバー・ハードも出演しているので「紅三点」と言えなくはないですが(笑)。

 全体的には万人受けするエンタメ大作なので評価されると思うが、残念ながら、グッとくる感動的なシーンが無かったので、傑作とまでは言えない。よくできた映画ながら、『ワンダーウーマン』のような心に残るシーンが無かったのが残念だった。次回作(『アクアマン』?)に期待したい。

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マイティ・ソー バトルロイヤル [映画評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、トム・ヒドルストン、テッサ・トンプソン、アンソニー・ホプキンス、イドリス・エルバ、カール・アーバン、ベネディクト・カンバーバッチ、浅野忠信、ジェフ・ゴールドブラム、ケイト・ブランシェット
監督:タイカ・ワイティティ
本編:131分
2017年(アメリカ)

【アベンジャーズ最強タッグのバディムービー】

 マーベル『マイティ・ソー』シリーズ第3弾。

 アベンジャーズの最強メンバーであるソーとハルクのバディムービーとも言える本作、雷神と超人のコンビは他のアベンジャーズメンバーの存在感を超越しており、アクションシーンもハンパない。

 本作の最大の見所はハルクの暴れっぷりなのだが、コロッセオでのソーとハルクの戦いに重点が置かれ過ぎており、敵との戦いが少し少なかったことがマイナスポイントだった。CMを観た限りでは、もっとハルクのバトルシーンがあるものと思っていたのだが、少し盛り上がりに欠けるかな…という印象。ラスボスとハルクのバトルに期待していただけに、ちと残念だった(笑)。

 それでも、エンタメ作品としてはマーベルらしい娯楽大作なので、大画面・大音響の映画館で観ることをオススメしたい。
 浅野忠信も出演しているが今作で…(以下自粛)

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ワンダーウーマン [映画評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト、ダニー・ヒューストン、デビッド・シューリス、コニー・ニールセン、エレナ・アナヤ
監督:パティ・ジェンキンス
本編:141分
2017年(アメリカ)

【愛の神『ワンダーウーマン』の誕生物語】

 DCコミックスの女性ヒーロー『ワンダーウーマン』を実写映画化。『マン・オブ・スティール』から始まった「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの第4作目となる作品でもある。



 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で衝撃的なデビューを果たした時から、映画館で観ようと決めていた作品だったので、早速、映画館に行ってきた。



 マーベル・コミックとDCコミックスはライバルとして鎬を削っているが、先日観たマーベルの『スパイダーマン ホームカミング』と比べてみると、今夏を制したのは『ワンダーウーマン』ということになりそうだ。アクションシーンは思っていたより少なかったものの、『ワンダーウーマン』の誕生物語としては、なかなかよく出来ていたと思う。女性監督らしいクライマックスの展開が感動的だ。ザック・スナイダーも脚本には加わっているらしいが、スナイダー監督のような高度な比喩表現がないことが功を奏して、万人受けするエンタメドラマに仕上がっている。

 141分と長編ながら、あっという間にラストを迎えた。途中からトイレに行きたいのを我慢して観ていたものの、エンタメ映画はこうでなければいけない(笑)。

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スパイダーマン:ホームカミング [映画評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、ローラ・ハリアー、ゼンデイヤ、マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr
監督:ジョン・ワッツ
本編:133分
2017年(アメリカ)

【ハイテク化した『スパイダーマン』】

 『スパイダーマン』シリーズの実写映画化第6弾であり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の16作目となる作品。

  

 『スパイダーマン』と言えば「恋愛」が1つのテーマだが、本作も例に漏れず主人公の「恋」が描かれている。しかし、アベンジャーズシリーズになったこともあり、そういった叙情的な味付けは薄まり、エンタメに徹しているという感じを受けた。若きスパイダーマンの成長物語であることに変わりはないが、アベンジャーズの一員としてのサクセスストーリーという趣きの方が強くなっている。

 ハイテクな蝙蝠男(バットマン)を演じたマイケル・キートンが良い味を出していたものの、生身の人間なので、クライマックスは少々物足りないと言うか、呆気ない感じだった。せめて、ラストシーンはスパイダーマンらしく、ビルの谷間を疾走するシーンで閉じて欲しかった。あと、映画館の横の席でクスクス笑っていたゲラなオタク風のオッサンがウザかった(笑)。

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22年目の告白−私が殺人犯です− [映画評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:藤原竜也、伊藤英明、野村周平、夏帆、石橋杏奈、仲村トオル、早乙女太一、平田 満、岩松 了、岩城滉一
監督:入江 悠
本編:117分
2017年(日本)

【トリックがメインの超訳スリラー】

 韓国映画『殺人の告白』(2012)のリメイク作品。監督は『ジョーカー・ゲーム』の入江 悠。

 

 本作は単なるリメイク作品ではなく、日本のドラマとして超訳したストーリーになっている。時代は1995年、「阪神・淡路大震災」と「神戸連続児童殺傷事件」をバックグラウンドにしたスリラー仕立てのドラマであり、時効問題をテーマとした謎解きサスペンスとなっている。

 邦画にしては珍しく異常なまでに評価の高い映画なので、その噂の真相を確かめるべく映画館に足を運んできた。
 ドンデン返し系の映画だという触れ込みだったので、先入観を持たないためにも内容自体は全く知らないまま観てみた。

 で、実際はどうだったのか?と言うと、一言で言えば、「スリラーとしては、よくできた映画かな」という感じだった。特に驚天動地のドンデン返しというわけでもなく、心に残るような映画でもなかった。伏線と捻りのアイデアだけでストーリーを組み立てているという感じだろうか。超訳でリメイクできるということが、図らずもそのことを証明している。普遍的なテーマが描かれているというわけではなく、トリックがメインであるからこそ、超訳リメイクができるわけだ。
 
 個人的に予想していたドンデン返しではなかったので、予想を裏切ってくれたことは確かだが、重たいテーマを扱っているといっても、それほど心には残らない。殺人の動機が、あまりにも単純過ぎるというか、よくある理由というか…。
 確かに1時間30分まではあっという間だったが、残り30分が足早に展開し過ぎるので、少々、雑な感じもした。もう少し後半にドラマ性を持たせて150分程度の長編にした方が良かったのではないかと思う。
 音楽が斬新という人もいるけれど、個人的には騒音のようにしか感じられなかった(笑)。

 世間の評価は「稀にみる傑作」だったが、個人的には「力作」レベルでしかなかった。残念…。

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