バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 [映画評価]
MOVIE評価(80点)
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ダイアン・レイン、ジェシー・アイゼンバーグ、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、ガル・ガドット、TAO、ケビン・コスナー
監督:ザック・スナイダー
時間:152分
2016年(アメリカ)
【ワンダーウーマンの強さにビックリ…】
DCコミックスの2大ヒーローである『バットマン』と『スーパーマン』の対決を描いたアクション超大作。監督は『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダー。
あの『マン・オブ・スティール』の続編ということで、早速、映画館に足を運んできた。この春休みに映画館で観るのはこれしかない!という位の大作映画だが、なぜか映画館での1番人気は『暗殺教室〜卒業編〜』だった(笑)。まあ、春休みなので、お子様映画がメインになるのは仕方がないんですが…。
で、気になる感想の方はどうだったのかと言うと、実に題名通りの映画だった。中盤までは『バットマン vs スーパーマン』、中盤以降はジャスティス・リーグ誕生の伏線という感じで、2本の映画を1つにまとめたようなストーリーになっていた。前半だけなら少し退屈な映画になるので、ラストにかけての怒濤のアクションはバランス的にはちょうどよかったのかもしれない。
ただ、少し消化不良と言うか、昇華感が乏しいと言うか、傑作映画を観て映画館を出る時に感じるあの“爽快感”というものがあまり感じられなかった。「こんな凄い映画を観た」と誰かに伝えたくなる気分にまで至らなかったという意味では、『マン・オブ・スティール』よりもインパクトが弱かった。
バットマンがスーパーマンと戦う動機と仲間になる動機、これがどちらも感情移入できるほどのものではなかったところが、この映画最大のマイナスポイントと言えそうだが、ラストはスーパーマンの飛翔するシーンで終わって欲しかった。
それでもまあ、映画館で観るべき映画であることに違いはなく、『アベンジャーズ』シリーズのライバル的娯楽映画として今後も楽しませてくれそうだ。
【ネタバレ追記】
この映画を「駄作」だと言って騒いでいる人は、エンドクレジット前の最後の一瞬が見えなかった(気付かなかった)ので感情的になっているのかもしれない(笑)。
ザック・スナイダーは暗喩(メタファー)を得意とする監督なので、普通に観ていると気付かないようなシーンにも深い意味があったりする。本作の中にも「えっ?」と思えるような意外なシーンがあれば、それはメタファーである可能性が高い。先述した戦う動機と仲間になる動機にも実は深い意味があるのかもしれないが、普通はそこまで考えて観ませんからね(笑)。
にほんブログ村
スポンサーリンク
コメント 0