シン・ゴジラ [DVD評価]

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MOVIE評価(45点)

出演:長谷川博己、竹野内 豊、石原さとみ、大杉 漣、柄本 明、余 貴美子、嶋田久作、高良健吾、國村 隼、鶴見辰吾、斎藤 工、ピエール瀧
監督:庵野秀明
本編:119分
2016年(日本)

【人形のようなゴジラ】

 第40回 日本アカデミー賞で「最優秀作品賞」を受賞したことでも知られる大ヒット作。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明が監督・脚本を務めたことでも話題を集めた。

 昨年、大きく騒がれ社会現象ともなった映画なので、さぞ出来の良い映画なんだろうなと思い、期待してレンタルしてみたが、正直なところ、個人的にはあまり出来の良い映画とは思えなかった。
 昨日、映画館で観た『キングコング』とどうしても比べてしまうが、まず、ゴジラ自体があまり動かない。動いているのは尻尾だけという感じで、巨大なゴジラ人形が直線的に街中を進んでいるという感じだった。昨日の滑らかに縦横無尽に動くコングに比べると、児戯を観ているようで、呆然としてしまった(^_^;)。まあ、昔の特撮的な演出を狙ったのかもしれないが、私には響かなかった。

 キャストも豪華ながら、台詞が棒読み的であり、歯の浮いたような現実味のない台詞にシラけてしまった。あまりにもベタベタな役人的な台詞の応酬にゲンナリ。まるで最近の台詞が多く成り過ぎた『ハンターハンター』のような感じと言えば分かり易いだろうか(笑)。
 英会話スクールに通ったのか、石原さとみの英語の台詞が印象的だったが、「次期アメリカ大統領候補」という設定には「おいおい、それはないだろう」と思えた(笑)。

 中盤の東京破壊シーンとクライマックスの「ヤシオリ作戦」はなかなか見応えがあったものの、総じて専門的過ぎる世界観(お役所的?)に傾き過ぎており、エンタメ性はほとんど感じられなかった。自衛隊マニアかミリタリー(武器)オタクにはウケるかもしれないが、普通の一般人には別世界の物語に思えてしまう。本作のキャッチコピーは「現実対虚構」であるらしいが、なるほど、確かに言い得て妙だなと思えた(^_^;)。

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