キングコング 髑髏島の巨神 [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ジン・ティエン、ジョン・C・ライリー、MIYAVI
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
本編:118分
2017年(アメリカ)

【新生巨大コングも美女には弱かった】

 怪獣映画として80年以上の歴史を持つ名作『キングコング』を五度映画化。過去の作品は以下の通り。

 『キングコング』(1933)
 『キングコング』(1976)
 『キングコング2』(1986)
 『キング・コング』(2005)

 ピーター・ジャクソン監督による前作のコングは小振りだったが、今作のコングはデカい。体長はなんと31.6mもあり、昔の日本アニメの巨大ロボット並み。しかも、最新のCG技術によって実写と見紛うかのようなリアルさで全編クライマックスの豪快なアクションを見せてくれると言う。これはもう映画館の大スクリーンで観るしかないと思い、珍しく公開初日に映画館へ行ってきた(笑)。

 まあ、「全編クライマックス」というのは少しオーバーかな?と思ったものの、豪快な演出はかつての『キングコング』映画を完全に凌駕している。
 『キングコング』に出演したヒロインはブレイクするのがお決まりのコースだが、今作のヒロイン、ブリー・ラーソンは『ルーム』に出演していた女優だ。ブリー・ラーソンは『キャプテン・マーベル』にも主演が決定しているのでブレイク間違いなしだろう。

 今作の『キングコング』はリメイク作ではないのだが、“美女に弱い”というコングの特徴だけは踏襲している。ただ破壊するだけの怪獣ではなく、情を持った怪獣という設定がコングの魅力でもあるので、その部分だけは残す必要があったのだろう。
 噂では、怪獣版の『アベンジャーズ』の製作が進行しているそうなので、『ゴジラ』と『キングコング』の共演も近い内に実現しそうだ。“個人プレー”から“チームプレイ”へ、それが現在のハリウッドの合言葉なのかもしれない。
 ちなみに本作にもサミュエル・L・ジャクソンが出演している。この前、映画館で観た『トリプルX』にも出ていたし、少し出過ぎかも(笑)。

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