ヘッド・ショット [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:イコ・ウワイス、チェルシー・イスラン、サニー・パン、ジュリー・エステル、後藤洋央紀
監督:モー・ブラザーズ
本編:118分
2016年(インドネシア)

【尼製 国分太一主演のバイオレンス・アクション】

 大ヒットした尼(=インドネシア)映画『ザ・レイド』シリーズのイコ・ウワイス主演のバイオレンス・アクション。

 

 ある日、記憶を失った男が海岸沿いで発見される。病院に運ばれたその男は2か月間、昏睡状態で眠り続けた後、目を覚ます。彼は病院内で「イシュマエル」というニックネームで呼ばれており、看病していた女医アイリンと交流を深めていくが、ある日、謎の組織にアイリンが誘拐されることになる。アイリンを誘拐した謎の組織の目的はイシュマエルへの復讐だった…。

 殺し屋が徐々に記憶を取り戻していくという設定からして、どこか『ボーン』シリーズ等、ハリウッドのスパイ映画を思わせるが、そこはインドネシア映画、スパイ映画のようなオシャレでスマートな展開ではなく、泥臭く、痛々しいアクションの波状攻撃という感じで、この辺は、まんま『ザ・レイド』だった。ただ、『ザ・レイド』のような閉塞感はなく、少しオープンな感じに垢抜け(?)している(笑)。



 人間をピストルで撃つのではなく、マシンガンで撃つような悪趣味な過剰演出や、『ザ・レイド』でも有ったナイフで顔を串刺しにする痛々しい演出などは、リアルなバイオレンス映画好きにはウケそうだが、普通の人が観ると、少し引いてしまうかも。過激さという意味では、ある意味、ホラーアクションとも呼べそうな映画だったが、内容的には少し単純過ぎる映画とも言える。単純と言ってもR15作品なので、少年と大人を除いた(血の気の多い)青年向けですかね(笑)。

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