デッドプール [映画評価]

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MOVIE評価(75点)

出演:ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、エド・スクライン、ジーナ・カラーノ
監督:ティム・ミラー
時間:108分
2016年(アメリカ)

【等身大の下ネタヒーロー デッドプール】

 マーベル・コミックの異色ヒーロー、デッドプールの活躍を描いた第1弾。

 全世界で大ヒットしているということで、その噂の真相を確かめるべく、映画館に足を運んできた。確か予告編はR18だったと思うが、映画はR15だった。

 さすがにマーベル映画だけあって、スピーディーでキレのある演出は『アベンジャーズ』のそれに近かった。しかし、R15作品ということもあり、アクションシーンは超過激で、下ネタは『テッド』並みという、まさに異色のマーベル映画だった。幼稚な映画になってしまった『シビル・ウォー』とは対称的な大人の映画だと言えば分かり易いだろうか。

 幼稚な正義感に苦悩するヒーローよりも、正義感を無視したヒーローというのは新鮮であり、そういったところが逆にウケているのかもしれない。これも、暴言王トランプがウケているのと同じ風潮かもしれない(笑)。

 ところで、『グリーン・ランタン』を演じているライアン・レイノルズが、『デッドプール』を演じていることに疑問を感じている人もいるようだが、『アベンジャーズ』シリーズはマーベル・コミックで、『ジャスティス・リーグ』シリーズはDCコミックなので、両ヒーローがバッティングすることはありませんので、ご心配なく(笑)。
 同じく、モリーナ・バッカリンも『GOTHAM/ゴッサム』でジェームズ ・ゴードンの恋人役を演じているが、バッティングすることはありませんので、ご心配なく(笑)。

 最後に、エンディングにかかるワム!の曲(ケアレス・ウィスパー)が懐かしかった。『キングスマン』のエンディングにかかったブライアン・フェリーの『スレイヴ・トゥ・ラブ』の時にも思ったが、映画のラストを飾る音楽は重要だなと改めて感じさせられた。

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