スター・トレック BEYOND [映画評価]
MOVIE評価(70点)
出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、ジョン・チョウ、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラ
監督:ジャスティン・リン
本編:123分
2016年(アメリカ)
【名実ともにワイスピ化した『スター・トレック』】
リブート版『スター・トレック』シリーズ第3弾。監督は『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン。
本作はこれまで監督してきたJ・J・エイブラムスが他の仕事(スターウォーズ)で忙しいため製作に回り、ジャスティン・リンが監督に抜擢された映画だ。
J・J・エイブラムスの映画は、毎度、優等生的な仕上がりなのだが、いまひとつインパクトに欠けるので、監督が『ワイスピ』のジャスティン・リンに交代したことで面白くなるかも…という淡い期待もあって映画館に足を運んできた。
実際に観てみると、透明感のある映像はもの凄く綺麗で、雰囲気的には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に似ていた。アクションシーンは、まさに『ワイスピ』で、オマージュ的な名シーンもありニンマリとさせられる。
しかしながら、ストーリーはJJ作品と同じく完全な予定調和ぶりで、特に心に残るようなシーンがなかった。そこが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』との大きな違いで、心にグッと迫るシーンを用意できないという意味では傑作とは言えない。優等生的でなくて、泥臭くてもよいから、ここぞという名シーンを残せなければ、観客の心を掴むことはできない。
ということで、トータル的には、やっぱりJJ映画だった(笑)。
最後に、本作には『キングスマン』の非情な女殺し屋ソフィア・ブテラがサプライズ出演している。特殊メイクで顔は分からないが(笑)。
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