ミュージアム [DVD評価]
MOVIE評価(70点)
出演:小栗 旬、尾野真千子、野村周平、丸山智己、田畑智子、伊武雅刀、大森南朋、松重 豊、妻夫木 聡
監督:大友啓史
本編:132分
2016年(日本)
【日本映画界に2人の名優誕生(?)】
巴 亮介の同名サイコスリラーコミック『ミュージアム』を実写映画化。監督は『るろうに剣心』シリーズの大友啓史。
日本でサイコスリラー映画を製作しても、演出的なタブーが多過ぎて、陳腐な映画になってしまう場合がほとんどなのだが、そんな中にあって、本作はなかなかよく出来ていたと思う。抑えるべきところは抑えて、表現すべきところはそれなりに描かれており、好感の持てる映画に仕上がっていた。
当初、小栗 旬が刑事役を演じるのは若過ぎるかな…と危惧していたが、なかなかどうして、堂に入った演技をしていた。そう思えたのは、目で演技できていたところが大きい。終始、夜勤明けか二日酔いの時のようなドンヨリした目をしており、あの目を素で演じられるのであれば大したものだ。
しかし、「カエル男」を演じていたのが妻夫木 聡だったとは驚いた。実際、観終わるまで妻夫木 聡だと気が付かなかった(笑)。スキンヘッドで眉毛も剃れば完全な別人で、妻夫木 聡の面影すら消え失せていた。
本作によって、意外にも日本映画界に2人の名優が誕生したのかもしれない(笑)。
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