ザ・シューター(シーズン2) [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:ライアン・フィリップ、シャンテル・ヴァンサンテン、シンシア・アダイ=ロビンソン、オマー・エップス、ジョシュ・スチュワート
監督:ジョン・ラヴィン
時間:344分
2017年(アメリカ)

【主役を喰ったソロトフ】

 天才スナイパー ボブ・リー・スワガーの活躍を描いた『ザ・シューター』の続編。本シーズンはスティーヴン・ハンターの小説『狩りのとき』がベースになっている。

 シーズン2には、非情な殺し屋ソロトフが登場する。どこかで観た俳優だな…と思ったら、『ワナオトコ』に出演していたショーン・ペン似の俳優ジョシュ・スチュワートだった。あの何を考えているか分からないような窪んだ目は殺し屋役にピッタリ嵌っており、本作では主役のライアン・フィリップ以上の存在感を放っていた(笑)。

 本作はライアン・フィリップのプライベートでの骨折によって、全10話のところが全8話になってしまった。そのせいで中途半端な終わり方をしており、評価を下げてしまった。せっかくの傑作ドラマが台無しと言うか、勿体ないと言うか…。

 シーズン3にもソロトフが登場するそうだが、どうやらシーズン3で打ち切りっぽい。ジュリー(シャンテル・ヴァンサンテン)と本当の夫婦になってしまうのではないか?と思われるほどイチャラブシーンが多い本作、欲を出してプロデューサーにも名を連ねてしまったことが禍いしたのかもしれない(笑)。

 二枚目が映画製作にも絡むと碌なことがないというのはお決まりのコースだが、ライアン・フィリップも運の悪いタイプの俳優なのかもしれない(笑)。

【公式サイト】ザ・シューター

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ALONE/アローン [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:アーミー・ハマー、アナベル・ウォーリス、トム・カレン
監督:ファビオ・レジナーロ&ファビオ・グアリョーネ
時間:106分
2016年(アメリカ・スペイン・イタリア)

【一歩を踏み出せない男の物語】

 アーミー・ハマー主演のサバイバル・ワンシチュエーション・スリラー。

 狙撃に失敗した2人の兵士(マイクとトミー)が逃亡中、3000万個の地雷が埋められた場所に迷い込んでしまう。しばらくしてトミーが地雷を踏んでしまうが、駆け寄ったマイクも地雷を踏んでしまい身動きができなくなる。その後、トミーは自殺し1人になってしまったマイク。果たしてマイクは生きて故郷に帰れるのか…というストーリー。

 砂漠を舞台にしたワンシチュエーション・スリラーとしては、以前にも『ザ・ウォール』という映画があったので、雰囲気的にはよく似ている。地雷を踏んだ後、52時間も動くことができないシチュエーションなので、『127時間』のようなサバイバル映画かと思って観ていたが、途中からどうも少し違うことに気付いた。

 52時間(正確には62時間)も身動きができず眠ることができないので、マイクは妄想を見るのだが、暗示的な妄想になっており、地雷を踏んで前進できない姿をメタファーとして描いているということが感じ取れた。実際、ラストの展開とオチでそれがよく解るようになっている。

 実は本作は、単純なサバイバル映画ではなかった。アーミー・ハマー版『127時間』ではなく、アーミー・ハマー版『ライフ・オブ・パイ』だった(笑)。

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マッド・ダディ [DVD評価]

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MOVIE評価(25点)

出演:ニコラス・ケイジ、セルマ・ブレア、アン・ウィンターズ、ザカリー・アーサー、ランス・ヘンリクセン
監督:ブライアン・テイラー
時間:85分
2017年(アメリカ)

【駄作『マッド・ペアレンツ』】

 ニコラス・ケイジ主演のスリラー。

 ある日、子どもの親達が凶暴化し、わが子に襲いかかるという異常現象を描いたスリラーだったが、あまりにも意味不明かつ思い付きレベルの陳腐なストーリーにゲンナリしてしまった。
 ニコラス・ケイジが「ここ十数年に出演した作品の中で一番気に入っている作品」と言ったそうだが、個人的にはニコラス・ケイジの作品としては「ここ十数年に観た作品の中で一番気に入らない作品」だった(笑)。

 多分、ニコケイのセールストークだったの思われるので、騙されないように気を付けましょう(笑)。

【公式サイト】マッド・ダディ

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マガディーラ 勇者転生 [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:ラーム・チャラン、カージャル・アグルワール、デヴ・ギル、サラット・バーブ
監督:S.S.ラージャマウリ
時間:139分
2009年(インド)

【ボリウッド流スペクタクルの王道】

 『バーフバリ』がインド映画の歴代最高興収を記録したことから、一躍脚光を浴びたS・S・ラージャマウリ。そのS・S・ラージャマウリ監督が2009年に製作した映画ということで日本でも今年の夏に映画公開されたのが本作『マガディーラ』だ。

 「『バーフバリ』の原点」というだけあって、なるほどと思えるシーンが多々あり、そのエネルギッシュさはまさに「インド映画の見本」という感じ。輪廻転生とロマンスを掛け合わせたスペクタクルなストーリー展開はインド映画特有の魅力があって新鮮だ。
 少しくどいダンスシーンのみを早送りして観れば、139分が120分位になるので、長編でも気にならずにテンポよく観ることができる(笑)。

 しかし、さすがに9年前の映画だけあって、『バーフバリ』ほどCGが洗練されていないが、エンタメ映画としては面白く観ることができると思う。ノリ的には中国のコメディ映画っぽいが、劇画タッチの濃い主人公がシリアスな雰囲気を醸し出している。この辺はパクリの中国でも真似の出来ないところであり、ボリウッド映画ならではのオンリーワン作品だと言える(笑)。

【公式サイト】マガディーラ 勇者転生

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女は二度決断する [DVD評価]

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MOVIE評価(55点)

出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシュ、サムア・ムリエル・シャンクラン、ヌーマン・アチャル
監督:ファティ・アキン
時間:106分
2017年(ドイツ)

【カタルシス不足のオチ】

 ネオナチによるテロ事件から着想を得たというダイアン・クルーガー主演のサスペンス。第70回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した映画でもある。

 ある日、突然、ネオナチのテロ爆破に巻き込まれ、家族を失った女性カティア。事件当日にテロ犯人を目撃したにも拘らず、裁判では証拠不足ということで推定無罪が適用され、犯人は無罪となり、絶望の淵に追いやられるカティア。
 やがて、カティアは犯人の居所を突き止め、復讐を思い立つのだが…。

 本作はドキュメンタリータッチの社会派映画であり、決してエンタメ映画ではない。ノーメイク(?)のダイアン・クルーガーの一人芝居という感じの映画だった。日本語吹替版が入っていないので、オリジナル音声(ドイツ語)での鑑賞になってしまった。

 ラストは憎いテロ犯(クズカップル)にリベンジして終わるのかと思いきや、リベンジはリベンジでも少し意外なオチだった。このオチのせいで映画評論家の評価が上がったのかもしれないが、個人的には少し残念なオチに思えた。やっぱりリベンジドラマはスッキリ爽…いや、不謹慎なので止めておこう(笑)。

【公式サイト】女は二度決断する

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トラップ・ゲーム [DVD評価]

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MOVIE評価(45点)

出演:アントニオ・バンデラス、ミロシュ・ビコヴィッチ、ルボフ・アクショノーヴァ
監督:アレクサンドル・ボグスラフスキー
時間:101分
2017年(ロシア)

【斬新ながら少し野暮ったいロシア映画】

 アントニオ・バンデラス主演…ではない異色のクライムサスペンス。ロシア映画にアントニオ・バンデラスが出演しているのは意外だったが、どう考えても主演ではないので、パッケージ詐欺とも言える(笑)。

 内容的には『オーシャンズ・イレブン』や『グランド・イリュージョン』のような作品を狙ったのだと思われるが、ストーリーが少し複雑なので万人受けはしないと思う。
 本作は、集合意識を視覚化するという斬新な映画でもあるのだが、心理学や哲学の知識が無い人には、さっぱり解らないと思う。プラトンやユングや稲盛和夫が言うところのイデアの世界を視覚化するという特殊なSF映画でもあるので、一般人にはチンプンカンプンかもしれない(笑)。
 もっとも、本作に登場する電気製品やコンピューターを操作するというような特殊能力はイデアの世界とは全く無関係だが(笑)。

 しかし、そういった専門的なことを抜きにしても、洗練された映画とは言い難く、垢抜けない感じのする映画なので、少々野暮ったく感じた(笑)。

 本作は「ゲオ先行レンタル」です。

 公式サイトは有りません(笑)。

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祈りの幕が下りる時 [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:阿部 寛、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、及川光博、伊藤 蘭、キムラ緑子、飯豊まりえ、桜田ひより、小日向文世、山﨑 努
監督:福澤克雄
時間:119分
2018年(日本)

【「泣ける映画」の意味】

 東野圭吾の同名小説『祈りの幕が下りる時』を実写映画化。監督は『半沢直樹』の福澤克雄。

 本作の「新参者」シリーズは東野圭吾のライフワークとも言える作品で、シリーズで全10冊刊行されているが、『麒麟の翼』と本作のラスト2作品だけが映画化された。
 『麒麟の翼』はテレビ放送で観た記憶があるが、あまり真剣に観ていなかったので、特に面白かったという感想も抱かなかったのだが、最終作である本作は結構人気が高く、世間の評判も良いようなのでレンタルしてみた。

 で、観た感想はどうだったのかと言うと、まあ、こんなもんかな…という感じだった。世間では「泣けるドラマ」ということになっていたが、残念ながら泣けなかった(笑)。
 本作は感動して泣ける映画ではなく、悲しくて泣ける映画なので、『おしん』を観て泣けるような人には向いているのかもしれない。要は、可哀想な親子の物語がベースになっている悲劇のドラマであり、テレビドラマの豪華版という趣きだった。松嶋菜々子がヒロインを演じているので、必要以上に高評価になってしまったのかもしれない(笑)。

 個人的な感想を言えば、東野圭吾氏のドラマは、総じて優等生的でそつのない仕上がりなのだが、特化した傑作というわけではない。無難なドラマとして観る分にはもってこいなのだが、いまひとつ突き抜けたものが感じられない。
 本作もその例外ではなく、ドラマとしては良くできているのだが、特に光るものが見当たらないという感じで、一般的なドラマの枠から飛び出すほどの傑作というわけでもない。それが正直な感想だった。

【公式サイト】祈りの幕が下りる時

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ジュラシック・ワールド/炎の王国 [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、レイフ・スポール、ジャスティス・スミス、ダニエラ・ピネダ、ジェームズ・クロムウェル、レイフ・スポール、イザベラ・サーモン、テッド・レヴィン、ジェフ・ゴールドブラム
監督:J・A・バヨナ
時間:129分
2018年(アメリカ)

【次回作は『恐竜の惑星』?】

 『ジュラシック・ワールド』の続編にして、『ジュラシック』シリーズ5作目。

 少しマンネリ感のある『ジュラシック』シリーズ。映画館で観るのはパスしたので、ようやくDVDで鑑賞。

 今回は、都合2カ所が舞台となっているので、物語が前半・後半に分かれている感じで、マンネリ感は大分ましになっていた(笑)。

 あくまでもファミリー向けの映画なので、ストーリー的にはお約束通りの展開が続くが、ラストは予想外に冒険したな〜という感じになっている。このラストからすると、次回作は『猿の惑星』ならぬ『恐竜の惑星』っぽい作品になるのかもしれない。

 『ジュラシック・パーク』
 『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』
 『ジュラシック・パークIII』
 『ジュラシック・ワールド』
 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
 『恐竜の惑星(Planet of dinosaur)』?(笑)

【公式サイト】ジュラシック・ワールド/炎の王国

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三十路女はロマンチックな夢を見るか? [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:武田梨奈、久保田悠来、酒井美紀、佐生 雪、山村美智、秋吉織栄、春花、近藤芳正
監督:山岸謙太郎
時間:92分
2017年(日本)

【まさかのダブル捻りオチ】

 タイトル通り、30歳を目前にした独身OLを描いたロマンティックサスペンス。
 タイトルがフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』に似ており、パッケージもピンク色なので、エロチックな映画かと思ってしまいがちだが、全くそういう映画ではなかった。

 単調な夢のない生活に嫌気がさしていたOLの那奈。ある日、職場から帰宅すると、空けっぱなしの窓から銀行強盗3人組に押し入られ、拘束されてしまう那奈。次の日、強盗団は那奈の部屋から出て行くのだが、なぜか那奈はその強盗団に付いていき、道案内を始めるのだった…。

 冒頭からの演出が超ユルい系で、なんだかな〜とテンションが落ちてしまったが、徐々にストーリーの輪郭がハッキリしてきて、最後にはまんまと騙されるという不思議な映画だった(笑)。
 あ〜、多分、こういうオチなのだろうな…、しかし、そのオチでは少々無理があるのでは?…と考えているうちに、予想だにしなかった展開にひっくり返る。気が付けば、日本映画では珍しいダブル捻りオチを久しぶりに観てしまったという感想に変わっていた(笑)。

 少々、取っ付きにくいインディーズ臭のする映画でもあるが、このオチはなかなか、お見事だった。
 
【公式サイト】三十路女はロマンチックな夢を見るか?

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オーシャンズ8 [DVD評価]

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MOVIE評価(65点)

出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、オークワフィナ、リアーナ、ヘレナ・ボナム=カーター 、ダコタ・ファニング
監督:ゲイリー・ロス
時間:110分
2018年(アメリカ)

シリーズお約束通りのストーリー

 『オーシャンズ』シリーズ初の女性版。

 主人公は、ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)の妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)となり、7人の女性犯罪チームを組んで宝石を強奪するというストーリー。早い話、女性詐欺師の物語だ。

 「オーシャンズ8なのに、なぜ7人なの?」と思った人がいるかもしれないが、そこは観てのお楽しみ…と言うか、『オーシャンズ』シリーズや、このてのピカレスクものを観てきた人なら、大体の察しがつくと思う。最近観たソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』も同じオチでしたしね(笑)。

 ジャンル的にはクライム(犯罪)ものだが、あくまでも緩い系。犯罪であるのに悪いことをしている気が全くしないという意味では、『ルパン三世』の実写版という感じだろうか。
 男性版『オーシャンズ』が「11」「12」「13」と続いたので、女性版『オーシャンズ』は「8」「9」「10」とシリーズ化されるのかもしれない。

 しかし、完全女性優位で、メンバーには白人、黒人、東洋人とキッチリ揃えている辺りは、いかにも現代のハリウッドらしい作品だった(^_^;)。
 
【公式サイト】オーシャンズ8

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