トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 [DVD評価]
MOVIE評価(60点)
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、ヘレン・ミレン、エル・ファニング、ルイス・C・K、マイケル・スタールバーグ、ジョン・グッドマン、ディーン・オゴーマン
監督:ジェイ・ローチ
本編:124分
2015年(アメリカ)
【『スパルタカス』の脚本家の物語】
『ローマの休日』の脚本家として知られるダルトン・トランボの伝記ドラマ。ダルトンを演じているのは『ブレイキング・バッド』シリーズのブライアン・クランストン。
本作を観て、『スパルタカス』(2016)の脚本もダルトンだったと知り、少し驚いた。冷戦下での複雑なハリウッド事情がドキュメンタリー風に描かれているので、なかなか興味深い。確か『ヘイル、シーザー!』もこんな感じの映画だったような気がする。調べてみると、『ヘイル、シーザー!』の時代設定は1950年頃、本作は1940年代だった。
トランボ氏はタイプライターを風呂に持ち込み、風呂の中でも脚本を書いていたらしく、実際の写真も残っている。映画では、その写真通り、風呂のセットを組んでタイプシーンも再現されている。
文章を書いている人なら、誰でも経験があると思うけれど、風呂に入っていると、なぜか閃きが冴えるということがある。私もブログを書いてから風呂に入ると、新たなネタが浮かんできて、ブログを書き直すということが、たまにある(笑)。
一見すると退屈なイメージのする映画だが、ダイアン・レインやヘレン・ミレン等、脇役にも豪華スターを起用しているので、エンタメドラマとして観ることができる。しかし、1番の見所は、やはり『ブレイキング・バッド』で培ったブライアン・クランストンのチョイ悪な演技かな(笑)。
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