ナイスガイズ! [DVD評価]

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MOVIE評価(40点)

出演:ライアン・ゴズリング、ラッセル・クロウ、アンガーリー・ライス、マット・ボマー、マーガレット・クアリー、キース・デヴィッド、キム・ベイシンガー
監督:シェーン・ブラック
本編:116分
2016年(アメリカ)

【ライアン・ゴズリングが浮いてしまった映画】

 『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング主演のアクション・コメディ。



 今を時めくライアン・ゴズリングと小太り親父になったラッセル・クロウのバディムービーとくれば、否が応にも盛り上がるが、世間の評価とは裏腹に実に退屈な映画だった。キャストのネームやイメージだけで評価が上がるというのも考えものなので、当ブログでは妥協せずに正直に感想を書きたいと思う。

 まず、言えることは、ライアン・ゴズリングはコメディに向かない。これまで硬派な役柄が多かった彼が、いきなりボケ役を演じるのは無理がある。これなら、ラッセル・クロウをボケ役にした方が良かったかもしれない。
 クールなキャラクターがボケ役を演じて、そのギャップで笑えるということは有り得るが、ライアン・ゴズリングの場合は、そういうタイプでもない。あまりにも白々しいというか、魂が入っていないというか、監督の笑いのセンスも悪く、一昔前のお寒い系のアメリカンジョークを観ているようで、実に寒い(笑)。

 本作の場合、コメディ路線ではなく、ハードで硬派なスパイアクションにした方が断然良かったのではないかと思う。マット・ボマーを主役にして、相棒をライアン・ゴズリングにすれば、まるで『コードネーム U.N.C.L.E.』になってしまうが、それでよかったと思う。もちろん、ラッセル・クロウは殺し屋役で、キム・ベイシンガーが頭の切れるラスボスというキャスティング(笑)。



 一言で言えば、「ミス・キャスティングな映画」、これに尽きる。

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