われらが背きし者 [DVD評価]

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MOVIE評価(50点)

出演:ユアン・マクレガー、ステラン・スカルスガルド、ダミアン・ルイス、ナオミ・ハリス
監督:スザンナ・ホワイト
本編:107分
2016年(イギリス)

【相変わらずのジョン・ル・カレ作品】

 『ナイロビの蜂』『裏切りのサーカス』『誰よりも狙われた男』等で知られる元MI6の小説家ジョン・ル・カレの同名小説『われらが背きし者』を実写映画化。



 旅行中、ロシアン・マフィアと出会ってしまった夫婦の巻き込まれ型のスパイ映画だったが、特に見せ場のない単調なサスペンスだった。
 実体験を通じたリアルなスパイ小説が売りのジョン・ル・カレだが、映画の方もイギリス映画ということも手伝ってか、相変わらずの地味っぷり。渋めで哀愁が漂うスパイ映画、この落ち着いた雰囲気が良いという玄人も多そうだが、スパイ映画にエンタメを求める人には、あまり向いていない作品だと思う。

 ユアン・マクレガーの風貌は『ゴーストライター』の頃を彷彿とさせるが、本作では普通の善人という感じで、パッとしない。彼はトム・ハーディと同様、どちらかというと悪人を演じた方が様になるタイプだと思う。こういう地味な映画に出演すると、本当に地味なオジサンで終わってしまう(笑)。


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ソーセージ・パーティー [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

声の出演:セス・ローゲン、クリステン・ウィグ、ジョナ・ヒル、ビル・ヘイダー、マイケル・セラ、ジェームズ・フランコ、エドワード・ノートン、サルマ・ハエック
監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン
本編:88分
2016年(アメリカ)

【お下劣爆笑お馬鹿アニメ】

 まさかの全世界興行収入1億ドル突破のR指定CGアニメ。

 DVDパッケージからして、その悪趣味ぶりが伝わってくる作品だが、同系統のお下劣映画『テッド』が可愛く見えるほどの徹底ぶり。ここまでやってくれると、もう笑うしかなく、清々しささえ感じるほどの爆笑アニメだった(笑)。

 スーパーマーケットに陳列されている食材を擬人化したアニメであり、発想的には非常に面白いのだが、下ネタを前面に出し過ぎてしまった(特にラスト)ために、不評を買ってしまったというところだろうか。しかし、逆にそこが評価されて大ヒットした映画でもあるので、賛否が激しく分かれてしまったということなのだろう。実際は、皮肉なことに、批判する人よりも評価した人の方が多かったわけだ(笑)。

 CGアニメとしても芸術性の高い作品で、可能性も感じさせてくれる力作でもあるのだが、向かうべき方向性が少しズレてしまった(計算づくでズラしたとも言える)ので、多分、『トイ・ストーリー』のような続編は無いと思う(笑)。一発屋で終わるのは惜しい作品(才能)だが、あくまでも大人オンリーの下ネタ娯楽作ということで(笑)。


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フォービドゥン/呪縛館 [DVD評価]

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MOVIE評価(45点)

出演:ケイト・ベッキンセール、メル・ライド、ダンカン・ジョイナー、ルーカス・ティル、ミカエラ・コンリン
監督:D・J・カルーソー
本編:92分
2016年(アメリカ)

【ウェントワース・ミラー脚本 第2弾】

 『アンダーワールド』シリーズのケイト・ベッキンセール主演のサスペンスホラー。

 『トリプルX:再起動』のD・J・カルーソーの監督作品ということで興味を抱きレンタルしてみたのだが、残念ながらキレのあるアクションシーンは皆無で、サスペンスとしてもイマイチ盛り上がりにかける作品だった。雰囲気は良かっただけに残念。

 少し調べてみると、この映画の脚本は『プリズン・ブレイク』のウェントワース・ミラーであるらしい。それが判ってナルホドな…と妙に納得してしまった。彼は以前にも『イノセント・ガーデン』という映画の脚本を務めているのだが、あの映画もキャストは豪華だが内容はショボいというアンバランスな映画だったと記憶している。

 本作の悪いところは、物語の起承転結が出来ていないところにある。不幸な事故で長女を亡くし精神的に病んでしまった女性が夫と長男を伴って田舎に移り住むのだが、その家にはある秘密(の部屋)があり、女性は心霊現象を体験する。しかし、その体験が女性にどういった変化を齎すのかという部分が描けていないので、中途半端なラストで締めくくられている。これじゃあ、解決になってないじゃん!という感じ(笑)。

 ということで、見所はケイト・ベッキンセールの美貌のみと思って観た方がよいと思います(笑)。

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー [DVD評価]

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MOVIE評価(70点)

出演:フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナ、ベン・メンデルソーン、ドニー・イェン、チアン・ウェン、マッツ・ミケルセン、フォレスト・ウィテカー
監督:ギャレス・エドワーズ
本編:134分
2016年(アメリカ)

【CGのレイア姫に注目】

 『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』(1977)の前日譚を描いたアナザーストーリー(外伝)。主演は『インフェルノ』のフェリシティ・ジョーンズ。

 惑星を破壊する最終兵器デス・スターの設計図を巡って繰り広げられるレジスタンス・ストーリーという感じだったが、記念すべき『スター・ウォーズ』第1作目のプロローグ的な作品であったことが功を奏して大ヒットしたのかな…と思えた。特に、最後に登場するCGのレイア姫とレイア姫の台詞が、この映画の全てを物語っている。あの台詞にのって、『スター・ウォーズ』のテーマ曲が流れた日には、往年の『スター・ウォーズ』ファンは歓喜の涙を流すという実に上手い演出だ。まあ私は『スター・ウォーズ』ファンでもないので、泣くまではいかなかったが(笑)。

 『スター・ウォーズ』シリーズ最高傑作というのは大袈裟だが、よく言われているように、一昨年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』よりは見所の有る映画だったと思う。

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ガール・オン・ザ・トレイン [DVD評価]

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MOVIE評価(45点)

出演:エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソン、ヘイリー・ベネット、ジャスティン・セロー、ルーク・エヴァンス
監督:テイト・テイラー
本編:112分
2016年(アメリカ)

【これがイギリス版『ゴーン・ガール』?】

 ポーラ・ホーキンズの同名小説『ガール・オン・ザ・トレイン』を実写映画化。主演は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント。

 「イギリス版『ゴーン・ガール』」という触れ込みだったので、期待して観てみたのだが、残念ながら『ゴーン・ガール』とは比べようのない凡作だった。
 内容的にはごく普通のテレビドラマという感じで、特にお金がかかっているわけでもなく、新鮮味も感じられない。これが世界的なベストセラー小説というのは俄には信じ難いが、女性の悲劇を描いている点が評価されたのかもしれない。

 本作には3人の女性が登場するのだが、人物相関が少しややこしいので、簡単にまとめておくと以下のようになる。

 レベッカ(本作の主人公)
 トム(レベッカの離婚した夫)
 アナ(トムの現在の妻)
 メガン(行方不明になる前にトムの家で働いていたベビーシッター 兼 愛人)
 スコット(メガンの夫)

 これから観る人は、上記ポイントを押さえた上で観ると解りやすいと思います。あまりオススメはできませんが(笑)。

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マックス・スティール [DVD評価]

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MOVIE評価(60点)

出演:ベン・ウィンチェル、マリア・ベロ、アナ・ビジャファーニェ、ジョシュ・ブレナー、アンディ・ガルシア
監督:スチュワート・ヘンドラー
本編:92分
2016年(アメリカ)

【可もなく不可もない系SFアクション】

 アメリカで人気のアクション・フィギア『マックス・スティール』を実写映画化。

 マックスという人間とスティールという機械宇宙人が登場するという設定からして『トランスフォーマー』を彷彿とさせる。本作の場合、その宇宙人と人間が合体(?)したハイブリッドヒーローものとなる。

 アンディ・ガルシアが脇役として登場するので、大体のストーリーが読めてしまうところはイタイ。まあ、無名俳優がアイアンマンばりのフィギュアを身に付けるのは無理があるので、ロバート・ダウニー・Jrと同じタイプのアンディ・ガルシアが抜擢されたんでしょうけれど(笑)。

 一見すると豪華な映画に見えるのだが、内容的には、ごく普通で、気が付けば終わっているという感じ。まさしく可もなく不可もない映画の典型と言える。
 主人公マックスを演じているベン・ウィンチェルは、どことなくオーランド・ブルーム似の美青年なので、女性にはウケが良さそうだ。そういう意味では、本作は案外、女性向きかも…。またこのオチ(笑)。

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ワイルド・スピード ICE BREAK [映画評価]

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MOVIE評価(80点)

出演:ビン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソン、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、エルザ・パタキー、ジェイソン・ステイサム、カート・ラッセル、スコット・イーストウッド、シャーリーズ・セロン、ジャンマルコ・サンティアゴ、セレスティーノ・コニーエル、ルーク・エヴァンズ、ヘレン・ミレン
監督:F・ゲイリー・グレイ
本編:136分
2017年(アメリカ)

【吹替版では柳沢慎吾が…】

 全世界注目の『ワイルド・スピード』シリーズ第8弾。

 少し前に「『トリプルX』は『ワイル・スピード』化した」と書いたばかりだが、本作を観ると逆に「『ワイルド・スピード』は『トリプルX』化した」という感じで、そのノリはスパイアクション映画のそれだった。クライマックスのノリやオチも『トリプルX:再起動』と共通するものがあったが、もはや、『007』はもとより、『M:I』も『エクスペンダブルズ』も超えてしまったという感じの超ド級アクション娯楽作だった。

 なぜ、『ワイルド・スピード』にシャーリーズ・セロンが?と思った人が多いかもしれないが、監督が『ミニミニ大作戦』のF・ゲイリー・グレイなので、その御縁で抜擢されたのかもしれない。あの映画にはジェイソン・ステイサムも出演していたので、本作におけるジェイソン・ステイサムの扱いも準主役級だった(笑)。『トリプルX:再起動』のドニー・イェン役を本作ではジェイソン・ステイサムが演じたといったところだろうか。

 これで残り2作、ポール・ウォーカーの代役はジェイソン・ステイサムに決定という感じだが、仲間を殺した悪役が味方に化けるというのは、如何にも『ワイスピ』らしいサービス精神だ。ジェイソン・ステイサムでなければ成り立たなかった(ブーイングの嵐だった)かもしれないが(^_^;)。

 まあなんにせよ、今年のGWのナンバー1映画はこれで決まりかな。

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